連合総研レポート「DIO」270号

連合総研から「DIO」270号が送られてまいりました。こちらはすでに連合総研のサイトにアップされていますね。
http://rengo-soken.or.jp/dio/pdf/dio270.pdf
実は私もう十年以上連合総研の賛助会員になっておりまして、それで機関誌が送られてくるわけです。なんで貴様がと思われるむきもあろうかと思いますが、私は過去何度も書いているようにわが国の労働運動にはたいへんに期待しているわけで、連合に対してもいまの状況がすべていいとは決して思いませんし大半がいいとも思っていませんがしかし評価するところもあれば期待するところもあり、それなりに応援したいとの思いはあるわけです。ではどうするかといったときにさすがに組合費を払うわけにはいかないので(笑)、連合ダイレクトでなく外郭の連合総研に多少の会費を支払おうかと思ったわけです。
ということで今号の特集は「危機の中の欧州労働運動」ということで、まあわが国の世間ではギリシャストライキとかに対してなんと身勝手なくらいの受け止めが大方でされているのではないかと想像するところ、もちろん彼らは彼らなりの主張と理論武装を持ってやっているのだよという話でたいへん参考になります。とはいえ新川敏光先生の「ヨーロッパ社会民主主義再生への道」を読んでいると、題名とはうらはらに欧州社民主義もオワコンかなあという印象もただならぬ気配で漂っており、まあいろいろ転機にあるのだろうなあと遠く極東から思いを馳せたのでありました。