日経「経済教室」おまけ

一昨日のエントリで、今週月曜日に掲載された鈴木亘学習院大学教授の「経済教室」を少しだけ引用したところ、一部の方をいたく刺激したらしく、あまり紳士的ではない表現で非難するコメントやメールがいくつかきました(笑)。別に橘木先生の所論を全否定したわけでもなく、ましてや鈴木先生の所論を全面支持しているわけでもなく、「「福祉充実策は十分に経済活性化に寄与する」に疑念を抱かせるには十分」*1と申し上げただけなんですが、部分的な批判を全否定として受け止めて逆上する向きもいらっしゃるようで…。
まあ、ふーんと思ってブログ検索してみたところ、この論考にはかなりの反発があるようで、なにがそんなにいかんのだろうかと読み返してみましたが、依然として私にはけっこう説得力ある論考のように思えました。
ということで、経済教室シリーズは一昨日でやめるはずだったのですが、せっかくなのでもう一回、くだんの鈴木先生の論考を備忘的にご紹介したいと思います。

*1:しかし、まあちょっと誤解される可能性もある書き方だったでしょうか。私としては福祉充実策が経済活性化にまったく寄与しないのではないかという疑念を抱いたわけではなく、「十分に」寄与するかどうかは疑問だと申し上げたかったわけで、普通に読めばそう読めるのではないかと思いますし、鈴木先生の所論を読んだ上で読めばそうとしか読めないと思うのですが、まあ強いて曲解しようとすればできなくもないでしょうが…。