社会保障国民会議

今朝の日経から。

 政府・与党は十三日、公的年金など社会保障制度の給付と負担のあり方を政官民の代表で議論する「社会保障国民会議」を新設する方向で最終調整に入った。経済界、労働界の代表や学識経験者を招き、年金・医療・介護など社会保障全般について多角的に議論する。
 福田康夫首相は消費税増税を含む税制抜本改革の前提として、社会保障の給付と負担を再検討する考えを示している。同会議での議論を通じ国民の合意を得るのが狙い。
 自民党伊吹文明幹事長は十三日の与野党幹事長会談で野党各党に参加を打診。野党側は「国会の中で議論すべきだ」(民主党鳩山由紀夫幹事長)などと拒否した。政府・与党は野党抜きで国民会議を発足させ、参加を呼びかけていく考えだ。
(平成19年12月14日付日本経済新聞朝刊から)

また「国民会議」ですか…。まあ、社会保障についてはたしかに国民会議的な議論の場は必要かもしれません。ワーク・ライフ・バランスの国民会議のように、玉虫色の夢物語で国民を欺くようなものにならなければいいのですが、政治的にはそういうプレッシャーもかかりそうですが…。