労組活動にポイント制

今朝の日経新聞から。労組もたいへんなようで…。

基幹労連は活動に多く参加すると海外視察の参加費が割り引かれるなどの特典がもらえる”ポイント制”の導入を7日、定期大会で提案した。
 基幹労連の集会などに参加すると組合ごとにポイントが加算され、ポイントがたまると特典がもらえる仕組みだ。…若手の組合員を中心に活動への参加を促し、組織率低下を食い止めたい考えだ。
(平成18年9月19日付日本経済新聞朝刊から)

一見すると「?」という感じですが、意外に組合運動の本質をついているような気もします。労組が経営や社会に影響を及ぼすことができるのは、ひとえに組合員が組合活動に参加するからであるとすれば、活動に参加しない人は参加する人の労力にフリーライドしているともいえるわけで、であれば参加しない人から参加する人に組合費を移転することは合理的とも思えるからです。今後、選挙に行って投票済証をもらってくれば一枚で5ポイント、なんて取り組みが行われるのでしょうか?
とはいえ、ポイントがもらえるから労組活動に参加しますってのもねぇ…やっぱりなんか変。そんなこと言うような時代じゃないのかもしれませんが…。