クールビズ

ごたぶんに洩れず、わが社でも6月からノーネクタイ・ノー上着運動がはじまりました。そのおかげで、これまたごたぶんに洩れず、私もボタンダウンのシャツを数枚買い足す仕儀となりました(笑)。紳士服店にはさっそく「クールビズ」コーナーが設けられ、まずまずの活況を呈していたもよう。
で、当初は半信半疑、とりわけいろいろな企業・組織の人が集まる外部の会議などでは、「暑さに負けず完全装備」の人もいるかと思えば、ゴルフ場(がどんなものなのかは正確には知らないのですが)じゃないか、というような妙にラフな格好の人もいたりと、まあ何事も最初はこんなものでしょうか。
ところが、きのう会ったある大手企業の人に聞いたところ、その企業ではすでにほとんど全員がノーネクタイ・ノー上着になっているのだそうです。事情を聞いてみると、どうやら本当に(笑)冷房の設定温度を28度にしたのが効いたのではないかとのこと。なるほど、温度設定が28度だからといって全館あまねく28度になるはずもなく、時と場所によっては30度とかになることも当然あるわけで、それではさすがにネクタイもしていられないでしょうし、上着だって脱ぐでしょう。
考えてもみれば、冷房を控えめにして温暖化を抑制しましょうというのがクールビズの趣旨だったわけですから、とにかく温度を上げてしまうというのが実は正論なのかもしれません。