愛・地球博 展示編その3

昨日の続きです。午後の部は、午後配布の整理券を確保すべくトヨタグループ館に向かうことからはじまりました。なんかこう書いていると、観覧よりも予約や整理券確保をしにいったみたいだ(笑)。1時間くらいは並ぶつもりで行ったのですが、行った時点でとっくに予定数は尽きていて、今から並んでも夕方の先着入場順の回まで待たなければいけないとのこと。むむむむむ。さすがにそんなに待つ気にもならず、三菱未来館の予約もあったので、まあダメなら仕方ないかとその場を離れました。
さて1時間以上時間が空いたので、瀬戸会場に足を伸ばそうかとトヨタグループ館の隣のモリゾー・ゴンドラに行ってみたところ40分待ち。行くのに40分待つということは帰りも40分は待つと見たほうがいいでしょうから、これはさすがに時間がもったいないということで今回は瀬戸会場は断念しました。もっとも、バスなどの移動手段もあるようなので、そのあたりもチェックしておけばよかったのかもしれません。
次の予約もあるので企業ゾーンを離れる気にもならず、比較的混雑しないといわれる「夢見る山」に行ってみました。これは中日新聞などの在名マスコミ各社と、日本ガイシブラザー工業積水ハウス、シャチハタという在名有力企業の共同館です。ここの呼び物は押井守プロデュースの「めざめの方舟」という映像パフォーマンスで、午前中は整理券配布にけっこうな行列ができていましたが、このときは十数人が並んでいるくらいだったので、とりあえずもらってみると今度こそは(笑)次の予約の前の手頃な時間。ホクホクしながら(笑)これまた十数人程度が並んでいる日本ガイシの「NGKウォーターラボ」に行ってみると、すぐに始まりますとのこと。このあたりから運が向いてきたらしく(笑)、いきなり観覧が効率的になってきました。
で、この「NGKウォーターラボ」がなかなか面白かった。偏光フィルタのめがねをかけて見る古典的な3Dシアターで、中身も波や雪の画像のなかで「過冷却水が一瞬で凍結する」「水流が静電気で曲がる」などの現象を見せる、というシンプルなものでしたが、なかなかどうして楽しいものでした。ハイテクのパフォーマンスもたしかにすばらしいですが、こういうのもなかなかいい。子どもにはかえってこのくらいが楽しいかもしれません。そしてなにより、待たずに入れるというのがいい。もっとも、ここもよさが口コミで拡がれば並ぶようになるのかもしれませんが。
続いて「めざめの方舟」ですが、これは床面に設置された大画面を内壁沿いにらせん状に設けられたコリドーから観覧するという趣向。地上を見下ろし、空を飛ぶ鳥や飛行機の背部も上から見下ろすという天上からの視点がメインで、画像もなかなか意味ありげ。もっとも、「天上の視点」という以上のメッセージは私には理解できず(笑)、なにがどう「めざめの方舟」なのかもイマイチ(というか、全く)不明ではありました(笑)。まあ、上から床の画面を見下ろす、という非日常的なスタイルには微妙な眩暈感のようなものがあり、ちょっと不思議な体験ではありました。
出ると折りよくちょうど三菱未来館の予約時刻で、続きは明日にします。