2004年をふりかえって

今年も、労働分野は激動の一年だったといえるでしょう。
いろいろなことがありましたが、年初には5.0%だった完全失業率が、先日発表された11月の数字では4.5%にまで低下しました。完全失業者数のほうは年間を通じて一貫して減少していますし、基本的には「いい年だった」と評価できるのではないでしょうか。
もっとも、完全失業率のようなマクロな数字だけでは判断できない時代になっているのかもしれません。格差の問題、平均値だけではなく分散のありようをむしろ大切に考えなければいけない時代なのかもしれません。そういう認識も広がってきた一年だったようにも思われます。
さて、来年はどんな年になるのでしょうか。
「吐息の日々」も、来年1月3日までお休みします(気が向けば書くかもしれませんが、たぶん書かないでしょう)。みなさま、良いお年をお迎えください。