(公財)中部産業・労働政策研究会(中部産政研)様から、機関誌「産政研フォーラム」2018年春号(通巻117号)をお送りいただきました。いつもありがとうございます。
http://www.sanseiken.or.jp/forum/
(↑まだ前号までしか掲載されていませんが、近日中に今号も追加されることと思います)
特集は前号に続いて「組織風土」で、同志社の藤本哲史先生のインタビューと学習院の竹内倫和先生の論文が掲載されています。エッセイではフタバ産業常務理事の中尾賢一氏の「リーダーシップの多様性と共通性」が、標題にもあるリーダーシップの多様性や、「敗戦処理的な仕事」の重要性を指摘していて実践的な内容になっています(「後藤田五訓」はどんなもんかと思いますが)。呼び物の大竹文雄先生の連載「社会を見る眼」は「企業の社会的責任と従業員の活用」で、企業のCSR活動の人事管理面でのメリットとデメリットをわかりやすく解説しています。もちろんメリットが大きいのですが、CSR活動に熱心だと従業員の不正行為を促進してしまうという調査結果もあるというのは、大竹先生の日経センターのウェブサイトでの連載(https://www.jcer.or.jp/column/otake/index1003.html)でも言及されておらず、非常に意外でした。