連合会長、登録型派遣禁止を主張

ちょっと古いですが、先週金曜日の記事です。

 連合の高木剛会長は13日の記者会見で、見直しの議論が始まる労働者派遣法について、日雇い派遣のような登録型派遣は原則禁止を求める方針を明らかにした。企業側の求めに応じ人材会社が登録スタッフを一時的に雇って派遣する仕組みでは「雇用が安定しない」と指摘。人材会社の正社員を派遣する常用型に限定するよう求めていく。
(平成19年9月14日付朝日新聞朝刊から)

私も派遣の常用化が重要だとは思っていますが、「安定しない」ことが問題ではなく、「キャリア形成が難しい」ことが問題だと思っています(もちろん、両者は無関係ではありませんが)。ですから、「原則禁止」はやはり行き過ぎでしょう。たとえば、キャリア形成への配慮が比較的必要でない高齢者については登録型でもいいだろうと思いますし、学生アルバイトを登録して日雇い派遣というのもあり得るだろうと思います。