ニッポン放送社員会も

報道によると、ニッポン放送の社員会もライブドアの経営参画に反対する意思を表明したそうです。

 ニッポン放送社員は三日、全員一致でライブドアによる同社の経営参画に反対する声明文を発表した。堀江貴文ライブドア社長の一連の発言について「リスナー(ラジオの聴取者)に対する愛情が全く感じられない」と反発、フジサンケイグループに残るとする現経営陣を全面的に支えるとしている。
 二日夜、ニッポン放送本社で緊急の社員総会を開き、全員一致で声明文の対外発表を決めた。役員を除く全社員二百三十八人のうち百七十七人が出席、四十人が委任状を出したという。
 ニッポン放送には労働組合がなく「いちご会」と呼ぶ若手社員の有志組織が労使の話し合いの場になっている。今回の社員総会はいちご会に管理職が合流した。
 
ニッポン放送社員――ライブドア参画に反対、「聴取者への愛情ない」」
平成17年3月4日付日本経済新聞朝刊

おカネでは株は買えても、社員の気持ちまでは買えなかったということでしょうか。人心をつかむにはそれなりの配慮と努力と手続、そして忍耐と譲歩が必要というのは経営管理の常識だと思うのですが・・・。
それにしても全員一致、総会への出席率も177/238≒74%とほぼ4分の3。委任状を入れれば217/238=91%がライブドア参画に反対ということで、「外敵襲来」はまことに組織の結束を強め、参加意識を高めるもののようです。