シュワルツ『なぜ選ぶたびに後悔するのか』

なぜ選ぶたびに後悔するのか―「選択の自由」の落とし穴

なぜ選ぶたびに後悔するのか―「選択の自由」の落とし穴

一部労働研究者の間で注目を集めている本ということで読んでみましたが、たしかに面白い本でした。
一般的には、買い物にせよ働き方にせよキャリアにせよ、多様な選択肢があり、そこから自由に選べることがよりよい選択につながるのであり、それが「豊かさ」であり「幸福」なのだ、と考えられています。しかしこの本は、多すぎる選択肢はかえって選択結果への満足感を損ね、結果として選択の結果は良好だったとしても、幸福度では劣ることがあることを示しています。

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