経団連出版編『新入社員に贈る言葉』2023年版

 (一社)経団連事業サービスの大下正さんから、経団連出版編『新入社員に贈る言葉』の2023年版をお送りいただきました。いつもありがとうございます。

 各界の著名人50人の「新入社員に贈る言葉」を、毎年何人か入れ替えながら長年にわたり刊行され続けているもので、これはいつから続いているのかなあ。少なくとも私が人事部に異動になった1989年にはありました(職場で見た記憶がある)。当時はたしか日経連広報部編だったような気がしますが定かでない(笑)。
 いきなり、おそらく会社務めをしたことはないものと思われるスキージャンプの高梨沙羅さんが出てきたり(ほかにもいる)、会社務めをスピンアウトした人も多数登場していて、なかなか興味深い人選になっています。三十数年前の新入社員がつまみ食いをした範囲では、清家篤先生が「自分の頭で考えるというのは、それを他人にきちんと説明できるということ。」と題して実証研究のプロセスの大切さを訴えておられるのが目を惹きました。