坂本貴志『ほんとうの定年後』

 リクルートワークス研究所の坂本貴志さんから、ご著書『ほんとうの定年後ー「小さな仕事」が日本社会を救う』をご恵投いただきました。ありがとうございます。

 前著である坂本貴志『統計で考える働き方の未来』 - 労務屋ブログ(旧「吐息の日々」)の続編という位置づけになるのでしょうか。まだパラパラと拾い読みしただけなのですが、前著と同様、具体的なデータと事例をもとにして、過度に楽観的でも悲観的でもない、等身大の高年齢者就労が論じられているようで、ともすれば政治的に誇張された議論が散見される分野だけに、冷静な情報と展望が示された前著同様の好著と期待されます。こちらは私もまさに当事者なので、真剣に勉強させていただきたいと思います。