日本労働研究雑誌5月号

 (独)労働政策研究・研修機構様から、『日本労働研究雑誌』5月号(通巻742号)をお送りいただきました。いつもありがとうございます。

 今号の特集は「教育機関における職業能力の形成」というもので、本田由紀先生が巻頭の提言を寄せておられます。まあご所論はたいへんにごもっともで私も同感するところが多いのですが、どうしても需給のミスマッチというのはあるわけで、需要側が供給にあわせるのも限界はあるよねえとは感じたところ。もちろんこれから若年層は減少していくわけですから需要サイドの努力はますます求められるわけで、人材投資もしっかりやっていかなければならないわけですが。
 あと昨年の「今年の10冊 - 労務屋ブログ(旧「吐息の日々」)」でご紹介した佐々木勝『経済学者が語るスポーツの力』の読書ノートを小林至先生が書いておられるのも目をひきましたが、もう少し言いたいことを言っていただいてもと、思わなくもない(笑)。JIL雑誌ということで自己規制が働いたかな?