ビジネスガイド9月号

 名刺を探すために出社しました。いや昨今では名刺管理の便利なアプリというのもいろいろあって何とかしたいとは常々思っているのですが、情弱以前の問題として1,000枚収納の名刺ケースが3本ありさらにそこから大量にあふれ出しているという物量の問題が大きすぎてどうにもならん。なんとかならんかな。
 ということで到着していたものの御礼を書きたいと思います。いつも遅くて申し訳ありません。

 (株)日本法令様から、『ビジネスガイド』9月号(通巻907号)をお送りいただきました。いつもありがとうございます。

 今号の特集は「履歴書新様式と採用手続への影響」「能力等を活かせない業務への配転命令と有効性判断」の2つです。前者はこの4月に厚労省から性別欄が自由記述になるなどした新しい履歴書の様式例が示されたことを受けて、採用差別の問題を起こさない採用実務について解説されています。後者はこの1月の安藤運輸事件名古屋高裁判決が契機となっているようです。
 八代尚宏先生の連載「経済学で考える人事労務社会保険」は派遣労働への規制を取り上げ、日本の正規雇用の特殊な働き方を前提とした「常用代替防止」の発想が派遣規制の多くの問題点につながっていると指摘しておられます。大内伸哉先生のロングラン連載「キーワードからみた労働法」は今回は「フリーランス」を取り上げ、前半はフリーランスの労働者性に関する解説、後半はそれを受けた今般の新ガイドラインのポイントとなっています。