野川忍・水町雄一郎編『実践・新しい雇用社会と法』

 刊行されました。2006年の菅野和夫・安西愈・野川忍編『実践・変化する雇用社会と法』の全面的なリニューアル版で、Q&A形式で労働法の実践的な解説を広く網羅していくという形は踏襲されていますが、内容は近年の環境変化に即応して大幅に見直されています。
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 私も末席に加わらせていただいている、菅野和夫先生が主宰される産労官学による研究会での討論を通じてまとめられたもので、2006年版では労使の実務家もまじえて匿名で分担執筆していましたが(私も一部書きました)、今回は主として菅野門下の研究者による顕名での執筆となっています。ということで私の出番もなくなったわけですが、巻末に付せられた「雇用社会における労使関係の将来展望」という鼎談に、菅野和夫先生と連合の逢見直人会長代行とともに参加させていただいています。うーんその格とかつり合いとかいうものに対する配慮を著しく欠くような気はたいへんにするのですがまあ気にしないでください。そういう性格の本なので、働き方改革に関してはかなりそもそも論の部分から発言しております。


2006年版は↓

実践・変化する雇用社会と法

実践・変化する雇用社会と法