東京医大の女性差別

もうひとつ、絶賛炎上中のこれも書いておきます。タグをどうするか迷った。

 東京医科大(東京・新宿)が医学部医学科の一般入試で、女子受験者の得点を一律に減点し、合格者数を抑えていたことが2日、関係者への取材で分かった。一部の男子学生に加点をしたこともあったという。受験者への説明がないまま、遅くとも2010年ごろに入学者の男女数に恣意的な操作が始まっていたとみられる。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO3370137002082018CC0000/

まあ正直いつまでそんなことやってんのさと思うわけですが思いのほか広がりがあるのではないかという話らしく暗澹たるものがあります。とりあえず人事管理的にみれば古くからある女性の統計的差別案件ですね。
解決策としては当然ながら医療従事者を増やすなどしてもっと女性(だけでなく男性も)が働きやすい仕事・職場にしていくことが求められるわけですが、それには当然コストがかかるわけで、いろいろと努力して成功している好事例というのもあるようですが(そしてそういう努力にフリーライドしようとするから東京医大はタチが悪いわけだが)、しかし医療というのも上記介護と同様にかなり特殊なマーケットであり、行政が関与して取り組むべき課題でしょう。となると結局はそれにともなうコストアップはどうカバーするのかといういつもと同じ話がまた出てくるんだろうなと。