川喜多喬『産業社会学論集III〜会社員の境遇と心情編〜』

川喜多喬先生から、最近著『産業社会学論集III〜会社員の境遇と心情編〜』をご恵投いただきました。ありがとうございます。

産業社会学論集3 会社員の境遇と心情編

産業社会学論集3 会社員の境遇と心情編

副題にあるとおり、会社員の境遇と心情にまつわる調査結果を集めた論集です。いずれも1990年代なかば、バブル崩壊後の不況期に実施された調査結果にもとづく論考であり、リストラ、成果主義といった施策にともなって変化した会社員の境遇と、その心境とがさまざまに描き出されています。とりわけ多く紹介されている自由記入欄への記載には意気軒昂なものもある一方で切実なものも多く、当時の人事施策をあらためて振り返ってみるうえでもきわめて有益なものと思います。