川喜多喬『人材育成論集III』

川喜多喬先生から、ご著書『人材育成論集 論考と随筆編』をご恵投いただきました。ありがとうございます。

人材育成論集 3 論考と随筆編

人材育成論集 3 論考と随筆編

山籠もり明けでそれなりに用件も積みあがっているところにこのような地雷が到着しているとは(笑)。手に取って読み始めたところいきなり川喜多節が全速力で炸裂しておりなすすべなく(笑)読みふけってしまったのでありました。内容的には1980年代から現在に至るまで、川喜多先生がさまざまな媒体に寄せられた論考(こちらが9割)と随想のアーカイブで、やや不適切な表現かもしれませんがこの時代の「労働の現場」における現実を缶詰にしたような本だと思います。この間、労働市場も労使関係も人事管理も複雑化する中でそれなりに進歩もしてきたと思うのですが、しかし用語こそ異なれ80年代後半の話がほどんで現在にも通用してしまうように思えるのが不思議です。