佐藤博樹・武石恵美子『ワーク・ライフ・バランス支援の課題』

佐藤博樹・武石恵美子両先生から、共編著『ワーク・ライフ・バランス支援の課題−人材多様化時代における企業の対応』をご恵投いただきました。ありがとうございます。

東大社研が民間企業と取り組んでいる研究プロジェクトの成果をまとめたもので、このプロジェクトからはすでに2011年に『ワーク・ライフ・バランスと働き方改革』(http://d.hatena.ne.jp/roumuya/20110327#p3)が刊行されています。この本はその後の状況変化などもふまえた新しい成果をまとめたものということで、Iは「女性の活躍の場の拡大」、IIが「仕事と介護の両立支援」となっています。続くIIIは前書名と同じ「ワーク・ライフ・バランスと働き方改革」で、やはりここは最重要の観点として継続的に研究されているのでしょう。
あと目をひくのは編者の佐藤博樹氏を除くと残る共同執筆者が全員女性というところで(いや存じ上げない方もいらっしゃるので一部はお名前で判断する限りですが)、ここでも女性が活躍しておられるのはご同慶です。ただ、ここまで偏ると、この手のテーマは女性とか、女性だからこの手のテーマとかいう話になってもまずいかなあと余計な心配をしてしまう私でもありました。いや実際余計な心配だと思いますが。