富士通、「最大の実力者」秋草直之取締役らの退任決める

asahi.comから。

 富士通は24日の取締役会で、秋草直之取締役相談役(71)ら6人の取締役が、6月下旬の株主総会で退任する人事を決めた。4月1日に山本正已副社長が社長に昇格するのに伴い、経営陣を刷新する。野副州旦(のぞえ・くにあき)前社長が辞任の撤回を求めて経営陣と対立している問題に、区切りをつけるねらいもあるとみられる。
 秋草氏は、取締役退任後も相談役にはとどまる。社外取締役には、新たに石倉洋子・一橋大院教授ら2人が就任する。間塚道義会長兼社長は4月1日付で、社長兼務を解消する。
 秋草氏は富士通の社長、会長を5年ずつ務め、取締役の在任期間は約22年に及ぶ。同社で「最大の実力者」といわれてきた。今も経営全般や人事に強い影響力を持っているとされ、野副氏側によると、昨年9月に野副氏が辞任を求められた場にも秋草氏が同席したという。
http://www.asahi.com/business/update/0324/TKY201003240234.html

このお方、「従業員が働かないからいけない」発言をかましたあの人ですよね。

−−−−−就任以来ずっと下方修正が続いている。社長の責任をどう考えるのか。
秋草「くだらない質問だ。従業員が働かないからいけない。毎年、事業計画を立て、その通りやりますといって、やらないからおかしなことになる。計画を達成できなければビジネス・ユニットのトップを代えれば良い。それが成果主義というものだ」
−−−−−従業員がやらないから、といえばそうだが、まとめた責任は社長にあるのではないか。
秋草「株主に対してはお金を預かり運営しているという責任があるが、従業員に対して責任はない。やれといって、(社長は従業員に)命令する。経営とはそういうものだ」
(「週刊東洋経済」2001年10月13日号)

これが2001年ですからねぇ…ずいぶん居座ったもんだ。果たして城繁幸氏はいかなる感慨をお持ちでしょうか…関係ない話と思っておられるかな。