季刊労働法

季刊 労働法 2010年 01月号 [雑誌]

季刊 労働法 2010年 01月号 [雑誌]

「労働時間規制の現状と課題」という座談会に、島田陽一早大教授、和田肇名大教授、小倉一哉JILPT主任研究員、鶴光太郎RIETI上席研究員、長谷川裕子連合参与という錚々たる顔ぶれの末席を汚して参加しております。たぶん浮くだろうなあと覚悟して出かけましたが、案の定でした(笑)。いやいや、思ったほどでもなく、各位の寛大さに感謝しております。
余談ですがこの座談会は政権交代直後に行われ、帰り道に小倉先生が組織の先行きを悲観しておられたのが記憶に残っています。署名運動くらいなら、何回でも協力しますよ。いや本当に。
なおさらに余談ですが、私も参加している研究会が寄稿している「労使が読み解く労働判例」(宣伝、宣伝)をはじめ、非常に興味深いコンテンツがたくさん含まれていますが、中でも出色なのが手塚和彰青山学大教授の「雇用改革の失敗と労働法(1)」という論文で、昨今一部で見られる特徴的な論調の典型例の標本として史料的価値も高く、しみじみと鑑賞すべき逸品であり、まさに本号の白眉と申せましょう。「(1)」ということは、さらに続くんですよね・・・orz。楽しみです。