ところで

これは相対的貧困率とは関係ないのですが、連合総研の「雇用ニューディール」のニューディールは、「この前の「100年に一度の危機」である1929年の世界恐慌の歴史的経験に学ぶという含意」ということで、大恐慌後の米国のニューディール政策を念頭においているとのことです。英国でも98年から「ニューディール」政策が行われています。
ただ、私は「雇用ニューディール」と言われると、どうしてもP.Cappelli"The New Deal at Work: Managing the Market-Driven Workforce"(邦訳『雇用の未来』若山由美訳、日本経済新聞社)を思い出してしまうのですよねぇ。この"New Deal"は"Market-Driven"であって、連合総研のビジョンとはかなり異なるものなのですが…。ま、まったくの余談ではあります。私はといえば、どちらのニューディールにもあまり賛同はしかねるのではありますが…。

雇用の未来

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