沈まぬ太陽

 映画は24日に封切とか。もちろん小説も映画もフィクションではあるわけですし、原作が書かれた当時はこんなことになるとは思っても見なかったのでしょうが、それにしても日航がこんな状況に追い込まれているこの時期にこれが公開されるというのも皮肉というかなんというか…日航の企業体質・経営体質という面でも、労働条件*1という面でも…。

*1:為念申し上げておきますが、経営が傾くような高い労働条件を設定してしまったのは、それを要求した労働組合の問題ではなく、それを認めた経営陣に全面的に責任があると私は考えます。ただし、今現在の状況下で労働条件を引き下げるという判断ができない、あるいはその判断をしても組合員や組合員OBを説得できないというのであれば、労組の力量不足を疑われても仕方がないとも思います。もちろんあくまで突っ張るという判断をするのも自由ですし、なにがあっても日航はつぶれないと考えているのならそれも合理的な判断なのかもしれません。社会の共感は得にくいとは思いますが。ということで本文よりずいぶん長い注でした。