家族マンガとジェンダー

稲葉先生のブログ経由で、本田由紀先生のブログを発見しました。
http://d.hatena.ne.jp/yukihonda/
私はマンガについてはムスメたちが見ているのを横からながめる程度の知識しかないのですが、「サザエさん」や「あたしンち」もさることながら、子どもに与える影響という意味では「ドラえもん」もかなりのものではないかと思います。男の子たち(のび太くん、スネ夫ジャイアン)はそれぞれ(これはこれでステロタイプですが)それなりに個性的に描き分けられているのに対して、女の子(しずかちゃん)は恐ろしくステロタイプに描かれていて。
そういえば、ムスメたちが見ている比較的最近のマンガ、「とっとこハム太郎」とか「おジャ魔女どれみ」、「セーラームーン」なんかを見ていると、登場人物はほとんどひとりっ子で、これは少子化社会の反映なのでしょうか?まあ、のび太くんもひとりっ子なので、単に兄弟姉妹を登場させて描きわけることが面倒かつストーリー的に不要だからなのかもしれませんが。

国民新党?

国民新党という政党ができるそうです。

 郵政民営化法案に反対して衆院選自民党非公認となった綿貫民輔衆院議長、亀井静香氏らは十七日、国会近くの憲政記念館で記者会見し、「国民新党」の結成を正式発表した。
 綿貫氏は会見で、…「トップダウンと称して密室でつくった政策を押しつけることのない政治のため、先兵となる」と強調した。
 基本姿勢として「国民の声を聞く」「国民の命を守る」「国民の幸せをつくる」「国民のために働く」「あたたかい政治を行う」の五つの「約束」を公表。
(平成17年8月18日付日本経済新聞朝刊から)

いやはや。「トップダウンと称して密室でつくった政策を押しつける」というのは経済財政諮問会議を中心とした官邸主導の政策検討のことを指しているのでしょうが、経済財政諮問会議は資料も議事録も公開するという「オープン・ドア・ポリシー」をとっており、政策の検討過程が広く明らかにされていますから、「密室」との批判は当たりません。綿貫氏らは要するに自民党(というか、自分たち)が政策決定過程から締め出されたのを不満として「密室」と云っているのでしょうが、国民からみれば自民党の調査会や部会のほうがよほど密室です。まあ、選良たる自分たちの意見こそ選挙民の意見を代表しているのだとの自負はわからないでもありませんが。
それにしても、「あたたかい政治」ってなんだろう・・・。