2015-01-01から1ヶ月間の記事一覧

厚労省、夜10時以降の職員残業を禁止

これはキャリアを除くという話ではあるまいな。東洋経済にかまけていてご紹介が遅れましたが厚生労働省は民間に範を垂れるため10月から職員の夜10時以降の残業を原則禁止するそうです。へええええ。 厚生労働省は27日、職員の夜10時以降の残業を10月か…

東洋経済のL型大学特集(続)

きのうの続きで、本日は有識者4氏のインタビュー記事をご紹介したいと思います。「人事コンサルタント」の城繁幸氏、東大の本田由紀先生、育て上げネットの工藤啓氏、元鳥取県知事で元総務省の片山善博先生という顔ぶれで、なかなか考えられた人選と言う感じ…

東洋経済のL型大学特集

思い返してみるに私は大学で簿記・会計を学びました(ちなみに経済学部)。そもそも会計は選択必修科目でしたし(別の科目だったかもしれませんが)繰延資産とか後入先出法とか勉強した覚えがあります。試験問題は貸借対照表の意義と解説だったなあ。なるほ…

2015年版経労委報告

この20日に発表されていたようです。なぜか経団連ウェブサイトの政策提言/調査報告のページには目次だけしか掲載されていないのですが、機関紙のページに要約が掲載されています。 ■ 持続的な成長を実現する経営環境の確立 「東日本大震災からの復興」に加…

ワタミ、定休日を設定

あまり使わないタグですが、まず目をひいたのがこのニュースです。 ワタミの社長に3月1日付で就任する清水邦晃常務(44)は22日、日本経済新聞の取材に対し「世間の『ブラック企業』との批判を真正面から受け止める必要がある」と述べた。居酒屋に定休…

山籠もりのあとは先週金曜日に研究会での発表があたっていたのでまたしばらくブログはご無沙汰になってしまったわけですが例によってこの間世間ではさまざまなことが起きておりました。ということで以下目についたものについてコメントを少々。

公立女子大が違憲という訴訟

こんな話があるそうで。asahi.comから。 福岡市の公立大学法人福岡女子大から入学願書を受理されなかった20代の男性(福岡県在住)が大学側を相手取り、受験生としての地位があることの確認を求めて福岡地裁に提訴する。男性は「男性を受験させないのは法…

野村証券、若手の賃金引き上げ

あとは小ネタです。今朝の日経から。 野村証券は19日、今年4月から20歳代の若手社員を中心とする一部社員の基準内賃金を平均で約2・3%引き上げると発表した。野村が若手社員の賃金を上げるのは2年連続。足元の業績は堅調に推移しており、賃金引き上…

解雇補償の「適正額」

昨日(1月19日)の日経経済教室「エコノミクストレンド」に、慶応大学の鶴光太郎教授が登場しておられました。お題は「解雇補償「適正額」どう探る」で、解雇の金銭解決の話です。 2015年の安倍晋三政権の雇用制度改革で焦点になりそうなのが、雇用終了…

労働条件分科会の報告書案

信州で山籠もりをしておりました。さてこの間16日には労働条件分科会が開催されて「今後の労働時間法制等の在り方について(報告書骨子案)」が資料として提示されたようです(これからも労使での議論があるでしょうからこのとおりまとまるかどうかはわかり…

江口匡太『大人になって読む経済学の教科書』

中央大学の江口匡太先生から、ご著書『大人になってから読む経済学の教科書−市場経済のしくみから考える』をご恵投いただきました。ありがとうございます。大人になって読む経済学の教科書作者: 江口匡太出版社/メーカー: ミネルヴァ書房発売日: 2015/01/30…

日本テレビの内定取消、和解へ

日経にかまけていて遅くなりました(笑)。昨年末に話題になり、このブログでも取り上げた日本テレビの内定取消事件ですが、アナウンサーとして入社することで和解が成立したとのことです。まずもって円満解決がはかられたようでご同慶です。 ホステスのアル…

ドイツと日本、違うようで同じところ、本当に違うところ

さてもう一件、昨日(1/12)の日経新聞朝刊のコラム「核心」に平田育夫氏が登場しておられたわけです。お題は「ドイツとどこで差がついた?―痛みを先送りせぬ志」となっておりますな。 まずはドイツ企業が経営改革に熱心に取り組んだという話がきて、続けて…

日経社説「雇用慣行破り柔軟な働き方を競え」

日経新聞は新年から社説でも「民が拓くニッポン」というシリーズ企画を展開していましたが、働きかた特集が最終日を迎えた1月11日、合わせたのかどうかはわかりませんが、「民が拓くニッポン」シリーズの最終回として表記「雇用慣行破り柔軟な働き方を競え」…

ホワイトカラー・エグゼンプションの制度案まとまる

さて日経の「働きかた」特集につきあっている間にもさまざまなことが起きており、それがまたすべて日経絡みというのがなんと言いますか。まずは1月8日の朝刊1面を飾ったこの記事です。 …厚生労働省は7日、働く時間ではなく成果で賃金を払う「ホワイトカラー…

働きかたNext(10)

ようやく最後まで来た(笑)。ということで1月11日の記事で一応このシリーズは一段落ということになったようです。また第2弾があるのでしょうが、とりあえず当面最後のお題は「「待てない世代」走る―下積みより今のやりがい」となっております。 …「待てない…

働きかたNext(9)

だいぶ終わりに近づいてきた(笑)。記事の内容のほうはますます薄味になってきております。この日のお題は「真の「人財開国」を―外国人阻む壁を砕く。」というものですが、まあ日本は専門技術や知識を持つ外国人には働きにくいという話です。 「専門技術や…

働きかたNext(8)

続いて1月10日の記事です。メインのお題は「求ム「ホワイト企業」――使い捨てれば若者離れる。」となっています。求むを求ムと書くのは時々みかけますが一種の流行りみたいなもんなんでしょうか。さて。 …従業員の大量退職で昨年2月以降、100店以上で一時…

働き方Next(7)

1月8日付の記事です。メインのお題は「すきまワーカー150万人――主婦・シニアを切り札に。」これはなにかと問題含みです。まず引用します。 ブログの開設からデータ入力、ブランドのロゴ作成。スマートフォン(スマホ)の画面をのぞくと、「求人中」の仕事…

働き方Next(6)

なかなか追いつかないなあ(笑)。日経新聞の標記特集へのコメント、今日も何日分か一気に書き飛ばしたいと思います。まずは1月7日掲載分から、メインのお題は「「ロボット失業」怖くない――人の仕事のトモダチだよ。」となっておりますな。 となっているので…

働き方Next(5)

もう1日続けて1月6日付の記事に行きたいと思います。この日のお題は「脱「ガラパゴスワーク」――摩擦越え、異質取り込む。」です。 …英国人スタッフは残業する日本人を横目に定時の午後6時に退社。人事考課には「なぜ私はB評価なのか」と明確な説明を求めて…

働き方Next(4)

続けて1月5日付の記事に行きたいと思います。この日もあれこれ書かれていますが、ワークス研究所の大久保幸夫所長のインタビュー記事を除くと薄味です。まずメインのお題は「イクボスのススメ――育児社員が効率高める。」 …日本の共働きは1065万世帯。1…

働き方Next(3)

日経新聞の標記連載、今日は1月4日付の分から取り上げていきます。ここからは少し飛ばしていきたいと思います。記事も割と薄味ですし。 さてこの日のお題は「ミドル「こぶ」返上――会社で尖るか、外で試すか。」となっておりました。 …「自分の能力の整理が狙…

働き方Next(2)

伊豆で山籠もりをしておりました。いや年始早々ほかにもあれこれ建て込みごとがありまして世の中に後れをとること多々。気を取り直して日経新聞の標記特集記事への感想を続けてまいりたいと思います。1月3日付のお題は「なくせ「偽装バリバリ」――時間≠給料、…

日経新聞の「働きかたNext」特集

ということで日経新聞が年初から標題の働き方に関する特集記事を精力的に展開しています。冒頭にいわく「職場に増える女性や外国人、シニア。周囲の風景が様変わりしていませんか。長時間労働や年功を前提にした働き方はもう限界です。慣習にとらわれず、時…

思い込みと余計なお世話

あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願い申し上げます。 さて日経新聞が年初から「働きかたNext」という特集を組んで労働問題を精力的に取り上げています。なかなか興味深い記事もあり面白いところは追々感想なども書いていきたいと思いま…