2014-06-01から1ヶ月間の記事一覧

日本航空整理解雇事件判決へのコメント

「季刊労働法」第245号が発刊されましたので、同誌244号に匿名で寄稿した裁判例へのコメントを転載します。「労使で読み解く労働判例」という連載の第10回で、研究者による判例評釈があり、匿名の労使それぞれの実務家によるコメントが続くという企画です。…

JILPT様より

独立行政法人労働政策研究・研修機構様より、下記の資料をお送りいただきました。いつも本当にありがとうございます。 ●労働政策研究報告書 No.164(2014年5月) 壮年非正規労働者の仕事と生活に関する研究―現状分析を中心として― http://www.jil.go.jp/inst…

成長戦略の中の雇用政策

さてタグもタイトルも雇用政策に変わりましてきのうの続きです。雇用政策ですが基本的に労働移動を増やしたいという話です。 iii)外部労働市場の活性化による失業なき労働移動の実現 「企業外でも能力を高め、適職に移動できる社会」を構築するため、国、地…

成長戦略の中の労働政策

今朝のNHKニュースに岩村正彦先生のお姿があり、おやと思ったのですが労働政策審議会労働条件分科会が再開したという話でした。きのうは産業競争力会議も開かれ、例の「日本再興戦略」改定の素案が示されていますし、労働条件分科会にも競争力会議や経済財政…

メンタルヘルスと人事管理、その対応の方向性

先週金曜日の日経新聞「経済教室」に慶応の山本勲先生と早稲田の黒田祥子先生が登場しておられます。お題は「従業員のメンタルヘルス 企業業績に影響大」となっています。 …従業員のメンタルヘルスの悪化は、その企業の業績にも悪影響を与える可能性がある… …

公共部門非正規労働者の無期契約転換@韓国

JILPTのウェブサイトの「国別労働トピック」が本日アップデートされておりましたので備忘的に。お隣、韓国の非正規労働事情です(http://www.jil.go.jp/foreign/jihou/2014_6/korea_01.htm)。韓国政府は「公共部門で常時・継続的な性質の業務に従事する非正…

雇用改革の視点by安藤至大先生

一昨日に続いて、もう1週間前の掲載になってしまいましたが、日経新聞「経済教室」の「雇用改革の視点」2回め、安藤至大先生の「労働時間に上限の設定を」をご紹介したいと思います。大内先生は解雇規制も論じておられましたが、安藤先生はもっぱら労働時間…

雇用改革の視点by大内伸哉先生

さて山籠もりしている間に日経新聞の経済教室で「雇用改革の視点」という2回企画が掲載されておりました。6月5日付朝刊では、神戸大学の大内伸哉先生が登場して「経済変化踏まえ見直しを」と訴えておられます。 まず、現状の議論の混乱、かみあわなさについ…

どっちもどっち

しばらくの間伊豆と信州で山籠もりをしておりました(謎)。大雨には弱った。 さてこの間も世間ではいろいろなことが起きているわけですが、なんかいわゆる「残業代ゼロ」が国会審議でもとりあげられていて民主党の山井和則衆院議員のツイッターが大変に話題…

混乱続く日経の議論

同じネタの繰り返しで恐縮ですが、本日の日経新聞の社説が労働時間制度を論じていますので取り上げたいと思います。お題は「労働時間改革で成果重視へカジを」となっていて、通常2タイトルのところ今日はこの1タイトルと力が入っています。 一応、それ以外の…