2011-07-01から1ヶ月間の記事一覧

つまらんことをしたもんだ

夕刊各紙によると、原子力安全・保安院がプルサーマル発電に関するシンポジウムでやらせ発言を仕掛けようとしていたことが判明したそうです。これって何のどういう報告書なのでしょうね? 経済産業省原子力安全・保安院が、2007年8月に国が静岡県御前崎市で…

最賃引き上げ、今年は減速

既報のとおり、ここ数年二桁上げが続いていた最低賃金ですが、今年はどうやら一桁にとどまりそうです。昨日の日経から。 2011年度の最低賃金の引き上げ額が26日決まった。賃上げの目安額は6円で、5年ぶりに10円を下回った。東日本大震災が企業に与える影響…

すでに流動的

本日の日経「経済教室」に一橋の深尾京司先生が登場され、わが国企業の全要素生産性(TFP)の向上を訴えておられます。労働に触れている部分をご紹介します。 日本のTFPの伸び率を高めるには何が必要だろうか。 …90年代以降の日本が出遅れた、諸外国に…

宮島英昭『日本の企業統治』

経済産業研究所様から、宮島英昭先生編著の『日本の企業統治−その再設計と競争力の回復に向けて』をお送りいただきました。たぶん野田知彦先生でしょうか。ありがとうございます。日本の企業統治―その再設計と競争力の回復に向けて作者: 宮島英昭 編著出版社…

高年齢者雇用に関する経団連の意見書

一昨日のエントリを書いた際にhamachan先生のブログを読んでいたら、高年齢者雇用に関する経団連の意見書についてコメントされておられるのを発見しました。 http://eulabourlaw.cocolog-nifty.com/blog/2011/07/post-285d.html 経団連の意見書はこちらです…

労働法学研究会例会にhamachan先生登場

業界では「季刊労働法」の版元として知られている(株)労働開発研究会が、前身の総合労働研究所の時代から営々と継続している労働法学研究会例会*1にhamachan先生がご登場されるとのお知らせがまいりました。テーマは先生のブログと本ブログにて若干のやり…

政策が場当たり的で将来を予見できない

本日の日経夕刊のコラム「十字路」で、東レ経営研究所の増田チーフエコノミストが大いに賛同できる見解を示しておられたので備忘的に転載しておきます。 グローバル化が進むと、企業は一番ビジネスしやすい国に拠点を移すことができる。「企業が国を選ぶ」時…

阿部正浩先生

日経「経済教室」の「雇用創造 拡大するミスマッチを断つ」シリーズ最終回は獨協大学教授の阿部正浩先生が登場されました。日経がつけたとおぼしきお題は「職業訓練の効率性高めよ 前職経験や資格重視 企業の欠員情報の整備を」となっています。 企業の外か…

太田聰一先生

日経「経済教室」の「雇用創造 拡大するミスマッチを断つ」シリーズ、本日は(中)ということで慶応義塾大教授の太田聰一先生が登場しておられます。日経がつけたとおぼしきお題は「「大学全入時代」の対策急げ 企業が望む能力育成 一括採用慣行 見直しの時…

脇坂明先生

本日の日経「経済教室」に、「歌う労働経済学者」脇坂明学習院大教授が登場しておられます。日経新聞のつけたお題は「若年・中高年の最適構成を 人材定着で技能継承 職探し、適性や経験重視で」というもので、脇坂先生が女性労働と関係の薄い分野で登場され…

おまえが言うかおまえが

このところこんな話ばかりですみません。本日の日経夕刊から。 海江田万里経済産業相は15日の閣議後記者会見で、九州電力の玄海原子力発電所(佐賀県玄海町)の運転再開を巡る「やらせメール」問題で、「社長が責任を取るのが当たり前だ」と述べ、真部利応社…

長期化する米国の失業

今朝の日経新聞に、14日付英フィナンシャル・タイムズ紙の特約記事が掲載されていましたので備忘的に転載しておきます。 2009年6月に金融危機後の景気後退(リセッション)から脱却して2年間、米国は緩やかな景気回復を遂げてきた。だが、雇用市場ではほと…

やはり抜け駆けが得?

今年は東日本大震災の影響で大手企業が採用活動の開始時期を遅らせました。遅らせなかった企業もありましたので、はからずも採用を遅らせればどうなるのかの社会実験が行われたともいえそうです。その結果はというと、今朝の日経新聞から。「毎コミ」の調査…

インドで賃金上昇

インドでも賃金が上がっていると報じられていました。今朝の日経から。 インド企業が人件費の負担増で収益性を悪化させつつある。IT(情報技術)サービス2位のインフォシスは増収増益を続けるも利益率は悪化。長引く物価高を受け、賃上げ率を上乗せする企…

埋蔵電力

またしても下世話な居酒屋政談ネタです(笑)。昨日名古屋に出張しまして上掲書はその際の新幹線車中で読んでいたのですが、ちょうどスズキの湖西工場近くを通過しているときに思い出した話がありましたので、連日のネタで気はさすのですがここで腹いせに(…

峰隆之『震災に伴う人事労務管理上の諸問題』

労働開発研究会の末永さんから(だと思う)、峰隆之『震災に伴う人事労務管理上の諸問題』をお送りいただきました。ありがとうございます。震災に伴う人事労務管理上の諸問題作者: 峰隆之出版社/メーカー: 労働開発研究会発売日: 2011/07/01メディア: 単行本…

労働政策研究報告書・調査シリーズ

労働政策研究・研修機構から、労働政策研究報告書3冊と、調査シリーズ2冊をお送りいただきました。ありがとうございます。いずれも、機構のウェブサイトで読むことができます。 No.136(2011/6/6)『出産・育児期の就業継続―2005年以降の動向に着目して』 ht…

新入社員の意識

毎年実施されて貴重な時系列データとなっている生産性本部による新入社員の意識調査です。今朝の日経から。 自分が入社した企業に定年まで勤めたいと考える新入社員が全体の34%にのぼることが、日本生産性本部の新入社員調査でわかった。前年に比べて9ポイ…

産政研フォーラム90号

財団法人中部産業・労働政策研究会(中部産政研)様から、「産政研フォーラム」90号(2011年夏号)をお送りいただきました。ありがとうございます。 今回の特集は「人を創る」とのことで、今野浩一郎先生、川喜多喬先生、中田喜文先生という豪華ラインナップ…

労使関係法研究会報告

本日朝のNHK「おはよう日本」に荒木尚志先生のお姿が映り、なんだろうと思ったら労使関係法研究会の報告書案がまとまったというニュースでした。おはよう日本で取り上げるような大ニュースなんだなあと思いながら見ていたところ少し気になる表現があった…

復興相、舌禍で辞任

あらかじめお断りしておきますが低次元な居酒屋政談ネタです。連日ネタですみません(笑) さて松本復興相が舌禍事件で辞任の意向だそうですが、発言の要旨が今朝の日経新聞に掲載されていました。 問題となった松本龍復興担当相の主な発言の要旨は次の通り…

案の定

東京大学が秋入学への移行を検討しているそうで、先週金曜日の日経新聞が1面でデカデカと報じていました。 東京大学は、入学時期を春から秋に移行させる検討に入った。国際標準である秋入学の導入で、海外大学との留学生交換を円滑にし、大学の国際化を加速…

組織への信頼感

本日の日経新聞夕刊の「こころの健康学」というコラムに、著名な精神科医である大野裕先生が「強い組織 信頼感が働く幸せに」というエッセイを寄せておられました。大野先生は慶応は辞められたのかな。 先日、テレビ番組で、ある企業の社長さんが経理の担当…