2011-06-01から1ヶ月間の記事一覧

hamachan先生のコメントに対して

高年齢者雇用研究会の報告書について、hamachan先生に再度私の所論にコメントしていただいておりました。いやなにかと立て込んでいて気づいておりませんでした。教えてくださった方ありがとうございました。 http://eulabourlaw.cocolog-nifty.com/blog/2011…

鶴光太郎・樋口美雄・水町勇一郎『非正規雇用改革  日本の働き方をいかに変えるか』

経済産業研究所の鶴光太郎先生から、『非正規雇用改革』をご恵投いただきました。ありがとうございます。非正規雇用改革 日本の働き方をいかに変えるか作者: 鶴 光太郎,樋口 美雄,水町 勇一郎 出版社/メーカー: 日本評論社発売日: 2011/06/20メディア: 単行…

労働政策研究会議(続3)

さて昨日の続きで午後のパネルの感想を書いていきたいと思います。3番目に登場されたのはJILPTの堀有喜衣先生で、先生ご自身も参加されたJILPTの調査結果をもとに、前の2先生から一転して高卒者の就職指導について報告されました。 まず、従来一般的とされて…

労働政策研究会議(続2)

間があきましたが6月18日に開催された労働政策研究会議の感想です。午後は小杉礼子先生の司会、明治の永野仁先生、慶応の太田聰一先生、JILPTの堀有喜衣先生、明治学院の両角道代先生のパネルで「若年雇用をめぐる政策課題」が論じられました。 まず永野先生…

非正規雇用のビジョンに関する懇談会

昨日、厚生労働省の「非正規雇用のビジョンに関する懇談会」の第1回が開催されたようです。これがおそらく6月3日のエントリ(http://d.hatena.ne.jp/roumuya/20110603#p1)で取り上げた「社会保障改革に関する集中検討会議」の社会保障改革案の中にあった「…

野川先生の名言

ちょっと書いてる時間が乏しいので労働政策研究会議はお休みして、昨夜ツイッターを眺めていて発見した野川忍先生のつぶやきをご紹介したいと思います。 theophil21 野川 忍 (1)労使関係の未熟さを批判する折に、どうしても労働組合に対して厳しくならざる…

労働政策研究会議(続)

きのうの続きで、労働政策研究会議の感想を書いていきたいと思います。個別報告セッションの3番めは、同志社大学社会学部助教の森山智彦先生による「職歴・ライフコースが貧困リスクに及ぼす影響」でした。 これは2005年と1995年のSSM調査を用いて、学歴、初…

労働政策研究会議

6月18日に開催された労働政策研究会議(日本労使関係研究協会大会)に参加してまいりました。昨年までは労働政策研究・研修機構の霞ヶ関連絡事務所で開催されていたのですが同事務所が事業仕分けで廃止となり、今年は東大の小島ホールでの開催となりました。…

労働政策研究会議

6月18日(土)に開催されましたので行ってまいりました。あれこれ書いていたら今日はだいぶ長くなりましたので明日以降感想を書きたいと思います。

エネルギー政策

このところ高年齢者雇用政策関連のエントリを連投しておりますが、6月16日のエントリには思わぬところから思わぬ反応がありましたのでコメントしておきたいと思います。なにかというと「世間では原発事故のリスクばかりが強調される一方で大規模停電のリスク…

大卒採用二桁増

今朝の日経新聞から。私が読んだ版では一面トップで報じられておりました。 日本経済新聞社は19日、2012年春の採用計画調査をまとめた。大卒採用数は11年春比13.7%増と2年連続のプラスで、2ケタ増は4年ぶり。過去の採用絞り込みで生じた人員構成のゆがみの…

田中萬年先生のSAYYESプログラム

6月10日のエントリに田中萬年先生からトラックバックをいただいて泡を吹いてうろたえる私。hamachan先生のところを経由して来られたらしいのですが、このところのこのブログは田中先生にごらんいただくにはずいぶん下品だなあと反省することしきり。日記で晴…

国家公務員の採用抑制

今年度も国家公務員の採用は抑制基調のようです。日経新聞のサイトから。 政府は17日の閣議で、2012年度の国家公務員の新規採用者数について、09年度実績と比べて約3割減とする方針を決定した。東日本大震災の復旧・復興対応による業務の増加を考慮し、11年…

なぜ今なのか

きのうのエントリで「高年齢者雇用については明日書く」と書いたのですが、この件は先月かなり長々と書いています(5月11日のエントリ以降)ので、そこでは触れられなかった内容を中心に書きたいと思います。 まず私の基本的な考え方を繰り返しておきますと…

若年はやはり怒っておいたほうが

6月10日のエントリ(http://d.hatena.ne.jp/roumuya/20110610#p1)にhamachan先生からトラックバックを頂戴しましたので、お返事を。 …労務屋さんがこれにコメントされているのを見て、一応この段階でもひと言だけコメントすることにしました。というのも、…

労働政策を考える(24)高年齢者雇用

「賃金事情」2603号(2011年3月5日号)に寄稿したエッセイを転載します。 昨年11月、厚生労働省の「今後の高年齢者雇用に関する研究会」がスタートしました。開催要綱によれば、主たる問題意識は「公的年金支給開始年齢(報酬比例部分)の65歳への引上げが開…

ワークス研究所『Works Review vol.6』

ワークス研究所の阪口祐子さんから、『Works Review vol.6 人材開発のこれから』をお送りいただきました。ありがとうございます。 ワークス研究所の研究員による2010年の調査・研究活動をもとにした論文集という体裁の本で、民間企業が参加したプロジェクト…

高年齢者雇用研究会報告書案

先日「たたき台」をご紹介した(http://d.hatena.ne.jp/roumuya/20110511、http://d.hatena.ne.jp/roumuya/20110512、http://d.hatena.ne.jp/roumuya/20110513)厚労省の高年齢者雇用研究会報告ですが、フルテキストの報告書案が厚労省のサイトに掲載されて…

JILPTより資料到着

労働政策研究・研修機構より、研究報告書2冊・調査シリーズ1冊・資料シリーズ3冊をお送りいただきました。いつもありがとうございます。一部は(というか大半は)すでにJILPTのサイトに掲載されていますね。 労働政策研究報告書No.134『非三大都市圏へのU・I…

梅崎修『仕事マンガ!』

法政大学の梅崎修先生から、『仕事マンガ!52作品から学ぶキャリアデザイン』をご恵投いただきました。ありがとうございます。仕事マンガ!―52作品から学ぶキャリアデザイン―作者: 梅崎修出版社/メーカー: ナカニシヤ出版発売日: 2011/06/08メディア: 単行本…

公務員の給与はいくらでも引き下げられる?(続)

さて昨日の続きです。城氏のブログの5月22日のエントリ「訂正:公務員は別に流動化しなくてもいいです」は昨日ご紹介したエントリの続編らしいので、ここでも取り上げてみたいと思います。 http://blog.goo.ne.jp/jyoshige/e/e3ad8b0a11acf9c195d542929f8b86…

公務員給与はいくらでも引き下げられる?

読者の方から、城繁幸氏がWEBRONZAに寄稿した「公務員給与は国民の望むまま、いくらでも引き下げて構わない」という記事(http://astand.asahi.com/magazine/wrbusiness/2011052600012.html)に対する見解を求められましたので見てみたところ、おもむろに「…

社会保障改革に関する集中検討会議の改革案

消費税増税の話は月末に既報されていることもあり、政局の見苦しいゴタゴタの前にすっかり影が薄くなっていますが、きのう開催された「社会保障改革に関する集中検討会議」に社会保障改革案が提示されました。内閣官房のウェブサイトに掲載されています。 ht…

ポジショントーク?

今週月曜日に配信されたベストセラー作家村上龍氏主宰のメールマガジン「JMM」を今日になって読んだのですが、なかなか面白い主張がされていましたのでご紹介したいと思います。JMMで面白いといえばもちろん山崎元氏で、さすがに期待を裏切らないとい…

21世紀政策研究所報告書『新しい雇用社会のビジョンを描く』

21世紀政策研究所主任研究員の細川浩昭さんから(だと思うが他の執筆の先生方のどなたかかもしれません)、21世紀政策研究所の研究プロジェクト「日本人の多様な働き方」の報告書『新しい雇用社会のビジョンを描く−競争力と安定:企業と働く人の共生を目指し…