2009-07-01から1ヶ月間の記事一覧

名物市長またも弾ける

hamachan先生も取り上げておられますが、6月29日のエントリでも取り上げた鹿児島県阿久根市の名物市長、竹原信一氏がまたしても暴走しているようです。 鹿児島県阿久根市の竹原信一市長は31日、市役所内に掲示していた職員人件費の張り紙をはがしたとして…

自民党マニフェスト

自民党のマニフェストも、きょう発表されたようです。同党のサイトにもアップされているのですが、民主党と違ってこちらは内容のコピペができません。とりあえず、ネットユーザーフレンドリーという点では民主党のほうが上のようです。もっとも、民主党のほ…

民主党マニフェスト政策各論その2

きのうの続きですが、どうやらあとの方になるほどおかしくなっていくようで…。 40.最低賃金を引き上げる【政策目的】 ○まじめに働いている人が生計を立てられるようにし、ワーキングプアからの脱却を支援する。【具体策】 ○貧困の実態調査を行い、対策を講…

民主党マニフェスト政策各論その1

さて、きのう取り上げた民主党のマニフェスト、今日は労働政策の各論をみてみたいと思います。該当部分は、政策各論の37〜41になります。 37.月額10万円の手当つき職業訓練制度により、求職者を支援します【政策目的】 ○雇用保険と生活保護の間に「第2のセ…

民主党マニフェストの公務員叩き

民主党のマニフェストが発表されたとニュースで報じられていましたので、さっそく民主党のウェブサイトで見てみました。 http://www.dpj.or.jp/special/manifesto2009/index.html 全体的な感想としては、案の定というべきか、大衆迎合色の強いものになってい…

ものつくり大学の「職業的レリバンス」?

hamachan先生のブログ経由で、内田樹先生のブログから。 http://blog.tatsuru.com/2009/07/21_1120.php タイトルは「反省しない人々」。頷かされる内容の多いエントリなのですが、ここにひっかかりました。 既存の「大学短大専門学校など既存制度の枠外の高…

大学の有用性その2

きのうに続き、hamachan先生のブログから。きのう取り上げたエントリの続きということですので、やはり感想を少し書いてみたいと思います。まずは引用します。 一昨日のエントリ(日本型雇用システムにおける人材養成と学校から仕事への移行)の関連で、興味…

大学の有用性

ブログが遅れ気味ということもあり、他人の土俵で申し訳ありません。hamachan先生がまた大学教育と就職・選考についてブログで書かれていますので、一応お約束?で感想などを。 まずはhamachan先生のブログを引用します。 1970年代以降は急速に大学進学…

政策論争もいいけれど…

昨日の衆議院解散を受けて、日経新聞は本日の社説で「政権選択選挙の名に恥じぬ政策論争を」と訴えています。いわく「政権選択選挙の名に恥じぬ政策論争を強く望みたい。二大政党の自民、民主両党は速やかにマニフェスト(政権公約)を公表し、有権者に判断…

労働政策を考える(5)ワークシェアリングの可能性

「賃金事情」誌に掲載したエッセイを転載します。 ワークシェアリングの可能性 雇用失業情勢の悪化にともない、「ワークシェアリング」があらためて注目を集めています。この3月23日には政府と経団連などの経済団体、および連合との間で「雇用安定・創出の実…

日記

本ブログのコメント欄にコメントをお寄せいただき、ありがとうございます。 ただ、たいへん遺憾ながら、管理人の勤務先に関係付けて揶揄するようなコメントが散見され、削除のやむなきに至っております。それを除けば議論の材料として有益なものもあり、まこ…

タクシーのくだりで吹いた件

7月13日のエントリ(http://d.hatena.ne.jp/roumuya/20090713)の五十嵐先生のご意見を批判した記述の中で、「タクシーのくだりでは思い切り吹きました」と書いたところ、「タクシーが増えて交通事故が増えているのは事実なのに、なぜ吹くのか」とのご意見を…

日記

本日の日経新聞朝刊「経済教室」の安藤至大先生の論考にはまことに同感できる部分が多々あります。ぜひご一読を。

「POSSE」第4号「続きの続き」の続き

一昨日のエントリ(「POSSE」第4号の杉田・増山・後藤座談会に関するもの)について、hamachan先生のブログでコメントを頂戴しました (http://eulabourlaw.cocolog-nifty.com/blog/2009/07/post-ec83.html)ので、お返事もあわせてもう少し書かせてい…

組合活動はワークかライフか?

連合総研から「労働組合におけるジェンダー平等」というレポートを送っていただきました。ありがとうございます。連合総研のサイトでも公開されているようです(http://rengo-soken.or.jp/report_db/file/1244101522_a.pdf)。 シンポジウムの記録なのですが…

「POSSE」第4号続きの続き

引っ張りますがもう一回(笑)、「POSSE」第4号から、hamachan先生が「なんともはや」と表された座談会『「ニート論壇」って言うな!〜「セカイ系」化する論壇か、論客の「精神の貧困」か〜』の感想を書きたいと思います。本文を読まないとなんのことか…

「POSSE」第4号続き

10日のエントリの補足を少し。 木下武男先生はどのような社会を構想しておられるのか? まずはネタです(笑) 木下先生は「格差論壇」MAPの第1象限、「福祉国家」に位置するということですが、木下先生の所論をもとに私なりにまとめてみると、こんな感じ…

「POSSE」第4号

社研のワークショップの帰り、丸の内オアゾの丸善で「POSSE」第4号が売られていて、hamachan先生が絶賛しておられたので購入してみました。帰路の新幹線車中で読みはじめたところ、あっという間に名古屋に着いてしまいました…って、要するに寝てたんで…

労働政策を考える(4)非正規労働問題とはなにか

「賃金事情」2563号(2009年5月5日号)に寄稿したエッセイを転載します。 非正規労働問題とはなにか 雇用失業情勢が悪化する中で、非正規労働の問題がクローズアップされています。その多くが有期契約で、期間満了にともなう雇止めで職を失いやすいことが問…

現場からみた労働政策(3)高齢者雇用対策の方向性

「労基旬報」紙に連載しているコラム「現場からみた労働政策」の第3回です。http://www.jade.dti.ne.jp/~roki/内容的にはこのブログで何度も書いていることの繰り返しです。改正高齢法施行以降は大きな動きの少ないテーマではありますが、森戸先生の本が出た…

短期の成果を求めずに

4日付読売新聞の社説です。お題は「雇用悪化 いかに就労の場を増やすか」。 雇用情勢がさらに悪化している。何よりも仕事の場が足りない。 求職者に対して企業の求人がどれだけあるかを示す有効求人倍率が、5月は0・44倍と、過去最低を記録した。新規求…

社保庁の再就職

あれやこれやでまたブログがたまりまくっているわけですが、とりあえずこのエントリは7月14日に書いています。少し飛ばしていきますので内容はますます薄くなりますがご容赦を。 それでは気を取り直して週末の報道から。「社保庁職員千人弱が不採用に 来年1…

霞ヶ関の長時間労働

霞が関国家公務員労働組合共闘会議(霞国公)が実施した中央官庁の残業時間の調査結果が報じられています。まずはasahi.comから。 2009年7月2日1時26分 中央省庁で昨年度最も残業時間が長かったのは厚生労働省という調査結果を、霞が関国家公務員労働組合共…

「労働法、守られないのは日本だけ」by舛添厚労相

asahi.comから。 2009年7月2日16時23分 舛添厚生労働相は2日、政策要望に訪れた連合の内藤純朗副会長らとの会談で、「日本では労働法が順守されていない」と嘆いた。労働法が守られているか監視するのは労働基準監督署を抱える厚労省の重要な仕事だが、「連…

雇用・失業対策に近道はない

今朝の毎日新聞の社説が、きのう発表された有効求人倍率と完全失業率、労働経済白書、派遣村の解散といったものを材料に、雇用問題を取り上げていますので感想を少しばかり。 雇用・失業情勢の悪化が依然として止まらない。5月の雇用統計は「過去最悪」のオ…