2009-02-01から1ヶ月間の記事一覧

耕論続き

きのうの続きで、hamachan先生の談話です。これは、先生のブログにアップされていますのでさっそくコピペします。 日本でのワークシェアリングをめぐる議論には、奇妙な特徴がある。世界的にワークシェアリングの標準とされているのは雇用創出型だ。ところが…

ワークシェアリング「耕論」

週末の朝日新聞のオピニオン特集コーナー「耕論」が、ワークシェアリングを取り上げています。このコーナー、時の話題について複数の論者の見解を掲載するという体裁のものですが、今回登場したのは前連合会長の笹森清氏(労福協会長)、弁護士の中野麻美先…

日記

そういえば、一昨日(23日)の日経新聞朝刊に、珍しく労働政策マター以外の仕事の関係で登場しています。 記事で紹介されている論文は次のものです。 http://www.jil.go.jp/institute/zassi/backnumber/2007/07/PDF/069-079.pdf 不況のせいで、思いがけない…

「解雇しにくさ」の代償

少し古いネタですが、先週火曜日の読売新聞に楽天証券経済研究所客員研究員で、JMMの「金融経済の専門家」の一員でもある山崎元氏のインタビューが掲載されていました。短いものなので、まずは全文を引用します。 ――雇用不安が深刻化している。 雇用不安…

キャリア辞典「非正規労働」(3)

「キャリアデザインマガジン」第83号のために書いたエッセイを転載します。 昨年後半以降、非正規労働者の雇用失業情勢が大きく悪化しているといわれる。厚生労働省はその実態を把握すべく、全国の労働局及び公共職業安定所が実施した事業所に対する任意の聞…

雇用大乱

お隣の国、韓国の話題です。韓国の失業率は3%台で概ねわが国に近い水準にありますが、求職断念者などが多く実態はもっと雇用失業情勢は厳しい、と言われており、就業率も6割程度でわが国と同じくらいです。数字をみるとわが国と似たような感じで、かなり…

大内伸哉『どこまでやったらクビになるか』

どこまでやったらクビになるか―サラリーマンのための労働法入門 (新潮新書)作者: 大内伸哉出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2008/08/01メディア: 新書購入: 9人 クリック: 53回この商品を含むブログ (33件) を見る「キャリアデザインマガジン」第83号に載せた…

賃上げ必要論もある

さて新ネタをやります(笑)が、きのうは池田信夫先生の賃下げ論をご紹介しましたので、バランス上(?)次は賃上げ論をみてみたいと思います。連合総研が毎月機関誌「DIO」を送ってくれるのですが(ありがとうございます)、その2月1日号に、首都大学…

日記

十分追い付いたので、明日付からは別のネタをやります。すみません。

賃下げで雇用を守れ

思いのほか長引いていますが、池田先生のブログを材料にもうひとつ。2月12日付の「賃下げで雇用を守れ」http://blog.goo.ne.jp/ikedanobuo/e/3860f1976926495bfe2223dd24bcc084です。 ソニー、全日空、東芝、パイオニアなどで、賃下げの動きが広がってきた…

雇用流動化で失業率は下がる

池田先生のブログからもうひとつ。2月11日のエントリ「雇用流動化で失業率は下がる」http://blog.goo.ne.jp/ikedanobuo/e/44a168f4f49944058f457302eef66e83からです。弁護士の小倉秀夫先生との議論が展開されているようで、前後の経緯がよくわかっていない…

正社員vsハケン

なかなか勉強になりますので、もう少し続けます。ちょっと戻って1月31日のエントリ「正社員vsハケン」http://blog.goo.ne.jp/ikedanobuo/e/c0bc77919186195e0d3767217bab5be1です。週刊ダイヤモンドの特集の紹介です。 …特集の焦点が「正社員の既得権」に…

[中級経済学事典]評判メカニズム

さて池田先生のブログの別のエントリを取り上げたいと思います。2月4日の「[中級経済学事典] 評判メカニズム」http://blog.goo.ne.jp/ikedanobuo/e/ed8059bf68fad9f18df23b10bd2edb89で、池田先生の旧著の中で日本的雇用慣行について論じた部分が紹介され…

雇用問題についてのまとめ(2)

きのうの続きです。池田信夫先生のブログの、2月1日のエントリ(雇用問題についてのまとめhttp://blog.goo.ne.jp/ikedanobuo/e/91cdb14c810ee53d7653c4c2b3b56d22)に関するコメントです。 7.労働保蔵を促進する政策は、生産性を引き下げる:解雇する労…

雇用問題についてのまとめ(1)

きょうはまず、池田先生の意見が網羅的にまとめられている2月1日のエントリhttp://blog.goo.ne.jp/ikedanobuo/e/91cdb14c810ee53d7653c4c2b3b56d22「雇用問題についてのまとめ」を取り上げてみたいと思います。「ジャーナリストのために経済学の基本的な考…

池田信夫先生ウォッチング

ブログがたまったときのワンパターンで、集中的なシリーズ物をやります。 このブログでもときどき取り上げていますが、池田信夫先生のブログ(http://blog.goo.ne.jp/ikedanobuo)はときおり雇用問題にも触れています。経済学の知見をもとに自由主義的な主張…

「労働政策を考える」派遣労働の見直し

「賃金事情」誌http://www.e-sanro.net/sri/books/chinginjijyou/index.htmlで、また連載をはじめました。連載タイトルは「労働政策を考える」。第1回は2月5日号に掲載されています。販売期間が過ぎたので、転載させていただきます。初回は派遣法の関係で…

私たちもお手伝いします

もう1日お蔵出しで、日本経団連人事賃金センターの機関誌「職務研究」236号、2004年3月号に掲載したエッセイを転載します。この組織は旧日経連職務分析センターで、職務分析そのものはわが国ではすたれてしまいましたが、長年にわたってこの名称で活動を続…

「就社」のすすめ

2005年に、室蘭工業大学の学生向け広報誌「蘭岳」第113号に載せてもらったエッセイをお蔵出しします。キャリアデザイン学会理事の肩書きで出したものです。 「就社」のすすめ 「これからは『就社』ではなく『就職』すべきだ」ということがわが国のあちこちで…

お蔵出し

日記がたまってしまってどうしようもないので、昔書いたエッセイをお蔵出ししてつないでおきます。まずは、「労政時報」第3666号、平成17年11月15日号に掲載されたエッセイです。「人口減少時代の人事戦略を考える」という特集の中で、「人事戦略」を担当し…

川喜多喬『中小製造業の経営行動と人的資源』

中小製造業の経営行動と人的資源―事業展開を支える優れた人材群像作者: 川喜多喬出版社/メーカー: 同友館発売日: 2008/06/01メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 2回この商品を含むブログ (1件) を見る「キャリアデザインマガジン」第82号に載せた書評です…