2007-04-01から1ヶ月間の記事一覧

偽装請負、雇用は認めず

松下電器産業の子会社「松下プラズマディスプレイ」で請負社員として働いていた男性(32)が「実態は偽装請負」と内部告発した後に不当な扱いを受け解雇されたとして、損害賠償などを求めた訴訟の判決で、大阪地裁は二十六日、男性の主張を一部認め、四十…

国交相「遺憾」

国土交通省関東地方整備局の幹部OBが、退職と同時に中小の建設会社に再就職したものの、実際は大手海洋土木「東亜建設工業」(東京都千代田区)で勤務していた問題で、同省の安富正文次官は26日、定例記者会見で「法のすり抜けという形でとらえられかね…

国家公務員幹部「専門職」で定年まで雇用へ

天下りネタが続きます。 政府が公務員制度改革の一環として、国家公務員の幹部に「専門職」を新設することが二十七日明らかになった。次官や局長らのライン職とは別に、特定の知識や能力を有する人材を定年まで処遇する。兼職を容認するなど勤務も弾力化し、…

法の抜け穴

2004年に国土交通省関東地方整備局を退職した幹部職員OB(60)が退職と同時に、同局から港湾工事を多数受注する海洋土木(マリコン)大手「東亜建設工業」(東京都千代田区)で勤務していたことがわかった。国家公務員法は退職後2年間、関係企業へ…

ネットカフェが宿代わり

ネットカフェや漫画喫茶を宿代わりにする若者が増えている問題で、労働組合やNPO法人のメンバーが24日夜、東京都内で利用者の実態調査を行った。働いても低収入の「ワーキングプア」と呼ばれる人たちが利用しているとみられており、こうした問題の背景…

兼業にご用心

アルバイトの確保にくふうを凝らしているようですが…。 回復の兆しが出てきた外食だが、人件費や原材料の上昇が、収益回復の足かせになっている。なかでも人手確保の問題は深刻で、各社はパートやアルバイトの採用とつなぎ留めに向け賃金や働き方で知恵を絞…

どれほど役にたつものか

政府は23日、スーパーマーケットのレジ打ちや学習塾講師などのサービス業で、業種ごとの資格制度を整備していく方針を固めた。経済財政諮問会議(議長・安倍首相)が25日まとめる日本経済の生産性向上を目指す「成長力加速プログラム」に盛り込む。公的…

「130万円の壁」損失補填

「制度がなければ『百三十万円の壁』を超える決心はつかなかった」。包装用フィルムメーカーのクリロン化成(大阪市)岡山工場。子会社のパート社員、石田昌江さん(45)は振り返る。 パートの年収が百三十万円を超えると夫の扶養から外れる。社会保険料を…

インタビュー領空侵犯

大和総研チーフエコノミストの原田泰氏が登場しています。 ――ご専門のマクロ経済とは離れますが、無駄な残業を減らすには残業代を管理職が支払うようにすればよい、と主張されていますね。 「昨年来続いた雇用ルールの見直し論議の中で、一部の会社員を労働…

雇用三法案、成立微妙に

最低賃金引き上げなど雇用ルール見直しに関する三法案の今国会での成立が微妙になってきた。政府・与党が厚生労働省関連の法案で優先する社会保険庁改革法案の審議入りが五月の大型連休明けにズレ込むためだ。社保庁改革法案は成立する公算だが、七月の参院…

多様な価値観

「解雇しにくい雇用制度」と「時短」。仏独など欧州主要国の人々が築き上げてきた財産が、地球規模の競争に揺れている。企業は新規採用に慎重になり、しわ寄せは若者にのしかかる。より長時間、労働者が働く国に移転する企業も後を絶たない。22日投票の仏…

ハローワークの民間開放

【主張】ハローワーク 理解できぬ民間開放反対 ハローワーク(公共職業安定所)業務の民間開放がなかなか進まない。厚生労働省が、民間委託は国際労働機関(ILO)の条約に抵触するとして、公共サービス受託を官民の競争入札で決める「市場化テスト」に激…

原子力技術者不足

原子力発電を支える技術者不足が深刻だ。一九八〇年代から続いた原子力の停滞と団塊世代の大量退職が主な原因。十二日まで青森市で開催された日本原子力産業協会年次大会でも人材難を不安視する声が相次いだ。 「技術を若い世代に継承するには今しかない。ラ…

耕せど耕せど感情論

(耕論)最低賃金の役割は ◆アップさせ、労働意欲高めよ 同志社大教授・橘木俊詔さん 働いた人に一定額以上の賃金を支払い、憲法で定められた「文化的な最低限度の生活」を保障することが、最低賃金法成立の精神だ。 しかし、現実はどうだろうか。最低賃金の…

所定休日に休んで給料がもらえるとはけっこうな話ですね。

(経済気象台)連休で困っている人たち 海外、国内あるいは帰省と、多くのビジネスマンが楽しみにしているゴールデンウイークも間近である。遠出を避けて、都心のホテルで時間を過ごしたりする人もいるらしいが、ともあれ個人消費の回復に一役かってほしい大…

バイク便運転手が「労働組合」結成

バイク便大手「ソクハイ」(本社・東京都品川区)で働くバイク便や自転車便スタッフが、労働組合「ソクハイユニオン」を結成した。「実態は労働者なのに契約が個人事業主扱いなのはおかしい」として、雇用契約への切り替えや社会保険料の負担などを会社側に…

正社員の値打ちがある仕事だと思うのですが

…首都圏のJR駅で、スタンド型売店「キヨスク」の3分の1が臨時休業するという異常事態が続いている。店舗を運営するJR東日本の子会社が人員整理を進めた結果、販売員が十分に確保できなくなったという。休業店再開のメドは立っておらず、駅利用者の不満…

男性の育児休業

「長期の育児休業どころか、短期でも無理」。日本企業ではまだこんな父親が多いだろう。しかし育児休業・休暇の有給化や取得呼び掛けなどで後押しする企業も増えている。短くてもゼロよりは育児にかかわる一歩になる。壁を突破するコツを探った。 一歳の子ど…

なんでそうなるの?

外国人労働者の雇用状況の報告を全企業に義務づける雇用対策法改正案について、外国人労働者へのプライバシー侵害や差別を助長するとして、市民団体「移住労働者と連帯する全国ネットワーク」などが10日、東京・永田町の参議院議員会館で、改正に反対する…

安定志向

入社してもすぐ辞めるといわれる若手社員に異変が起きている。学生優位といわれた「売り手市場」の就職戦線を経て、社会人の仲間入りをした今年の新人。就職氷河期時代、就職活動や転職で苦労した先輩たちを見てきたせいか、「安定企業で働き続けたい」とす…

注目記事クリッピングと一言コメント

…とは書きましたが、まるっきり休むのもなんなので、注目の新聞報道の紹介と、短時間で書ける一言コメントで書ける日は書き続けていこうかと。したがって、説明不足などが多々あると思いますが、ご容赦ください。またそのうち、もう少しくわしく書けるときが…

日記

諸般の事情により、5月10日までの1ヵ月間、ブログをお休みします。

玄田有史・斎藤珠里『仕事とセックスのあいだ』

「キャリアデザインマガジン」のために書いた書評です。仕事とセックスのあいだ (朝日新書 24)作者: 玄田有史,斎藤珠里出版社/メーカー: 朝日新聞出版発売日: 2007/01メディア: 新書購入: 2人 クリック: 24回この商品を含むブログ (29件) を見る関係ありませ…

キャリア辞典「ワーク・ライフ・バランス(7)」

「キャリアデザインマガジン」の「キャリア辞典」のために書いたエッセイです。 この問題に関しては、「日本労働研究雑誌」の最新号の冒頭に、学労使による興味深い座談会が掲載されています。

ホワイトカラー・エグゼンプションより効率化が重要ではないか

Q.連合は「ホワイトカラーの働き方について、より効率よく、遅くまで残業しなくてもいいようにするにはどうしたらよいかという議論ならいくらでも応じる」と主張しています。そちらのほうが、ホワイトカラー・エグゼンプション(WE)より優先されるべき…

ホワイトカラー・エグゼンプションの本人同意要件は有効か

Q.ホワイトカラー・エグゼンプション(WE)本人同意を要件とするということですが、いくら同意しないことに対する不利益取り扱いを禁止したとしても、現実には同意しないということは難しいのではないでしょうか。 分科会報告では、「対象労働者の同意を…

ホワイトカラー・エグゼンプションの労使委員会決議は機能するか

Q.ホワイトカラー・エグゼンプション(WE)は労使委員会決議が要件になっていますが、わが社の労組は御用組合で会社のいいなりなので、そんな要件があっても無意味だと思うのですが。 労使委員会については、すでに企画業務型裁量労働制の導入に必要とさ…

ホワイトカラー・エグゼンプションで働きたい人はいるのか

Q.自民党雇用・生活調査会事務局長の後藤田正純衆院議員が「ホワイトカラー・エグゼンプション(WE)で働きたいという人がいるなら連れてきてもらいたい」と発言していました。本当にWEで働きたい人がいるのでしょうか。 後藤田先生は若かりし日に(今…

ホワイトカラー・エグゼンプションは賃金抑制策か

Q.企業は人件費コストを抑制して利益を増やそうとするものだから、ホワイトカラー・エグゼンプション(WE)もしょせんは賃金抑制策に決まっていると思うのですが。 たしかに、企業が人件費コストを抑制しようとするのは当然のことです。問題はその方法で…