2007-01-01から1ヶ月間の記事一覧

ホワイトカラー・エグゼンプションの年収要件は引き下げられないか

ホワイトカラー・エグゼンプション(WE)FAQシリーズ、まだまだ続きます。いつまで続くのだろうか・・・? WEの年収要件は900万円になると報道されていますが、制度導入後になし崩しで引き下げられてしまうのではないでしょうか? 今回の法律案要綱を…

6つの壁

今国会の経済演説で、大田弘子経済財政担当相は労働市場に残る「6つの壁」の克服に意欲を示したそうです。 第三は、「人材」です。すべての人がそれぞれの能力をいかし、働き甲斐を持ち、それが経済の活力と両立するような環境が整えられなくてはなりません…

ホワイトカラー・エグゼンプションの年収要件はいくらが適正か

ホワイトカラー・エグゼンプション(WE)FAQシリーズ、続けて行きます。 経団連はWEの年収要件を400万円とすることを主張しているそうですが、低すぎるのではないでしょうか? 他の要件と総合的に考える必要がありますので、400万円が必ず低すぎると…

問題は貧困なのか格差なのか

通常国会冒頭の安倍首相の施政方針演説に対して、一部野党から「『格差』ということばが出てこなかった」などと批判の声が上がっていますが、塩崎官房長官は「格差」ではなく「新たな貧困」を政策課題としたいとの意向を示したそうです。これに対して、選挙…

柳沢厚労相

公開の場で女性を機械に例える発言をしたそうです。 柳沢伯夫厚生労働相は27日、松江市で開かれた自民県議の決起集会で、「産む機械、装置の数は決まっているから、あとは一人頭で頑張ってもらうしかない」と女性を機械に例えて少子化問題を解説した。 柳…

日記

勧めてくれる人があり、面白そうなので「フィードメーター」というものをつけてみました。

ホワイトカラー・エグゼンプションで生産性は向上するか

ホワイトカラー・エグゼンプション(WE)FAQ、さらに続きます。 WEを導入すると生産性が向上すると言われていますが、本当でしょうか? これは生産性の見方にもよるので、一言では言えませんが、人によってさまざまな可能性があるものと思われます。 …

ホワイトカラー・エグゼンプションは成果主義か

ホワイトカラー・エグゼンプション(WE)FAQ、続いて行きます。 WEは労働時間の長さではなく成果で賃金を支払うしくみだと言われているようですが、成果を正しく評価することができるのでしょうか? 経団連の岡村副会長(東芝会長)は、WEについて…

ますます迷走する労基法改正

いやはや。もう何だかメチャクチャになってきましたね。 今国会の争点の一つである雇用ルール改革を巡り、政府・与党が迷走している。政府は一定条件の会社員を労働時間規制から外す新制度の導入を見送る一方、残業代の割増率の引き上げだけを先行して労働基…

日記

恐れ入りますが、営業用などのトラックバックはご遠慮ください。

最近の報道から

しかし、ホントこのごろネタが多いですねぇ。 割増率引き上げだけ分離提出? 十七日、通常国会の段取りを話し合うため、与党幹部が集まった。出席者から「厚生労働省は一体ではないとダメだと言うが、そうじゃないだろ」と不満が出た。 一定条件を満たす会社…

ホワイトカラー・エグゼンプションで労働時間は短縮されるか

ホワイトカラー・エグゼンプション(WE)FAQシリーズです。 安倍首相はホワイトカラー・エグゼンプションが労働時間短縮につながると発言したそうですが、本当にそうなるのでしょうか? 安倍首相はWEについて「日本人は少し働き過ぎじゃないかという…

ホワイトカラー・エグゼンプションで賃金は下がるか

本ブログ、このところホワイトカラー・エグゼンプション(WE)ブログと化していますが、なにしろ世間ではWEが誹謗中傷罵詈雑言の雨嵐にあっていることもあり、この際ですからFAQ形式でWEについてまとめて書いて行こうかと思います。 まずは賃金編で…

ホワイトカラー・エグゼンプションは誰のものか

経団連の「年収400万円」が効きすぎたのか(というよりは、それを利用してのマスコミの喧伝が効いたのでしょうが)、ホワイトカラー・エグゼンプション(WE)をめぐる世間の議論をみていると、あたかもホワイトカラーのあらかたがWEを適用されるかのよう…

ホワイトカラー・エグゼンプションとは何なのか

ホワイトカラー・エグゼンプションがこれほどのホット・イシューになるとは少々意外でした。まあ、ホット・イシューになること自体は悪いことではないのですが、正確な理解を欠いたままにホット・イシューになってしまったため、議論が混乱して世論が誤った…

キャリア辞典「ワーク・ライフ・バランス」(3)

「キャリアデザインマガジン」のために書いたエッセイを転載します。

Z会ブログsideB「キャリアでざいんBOX」

久々のキャリアデザインネタです。といっても一言ネタですが(笑) 難関大受験生をメインターゲットにした進学予備校の「Z会」が、その名も「キャリアでざいんBOX」というはてブを展開しはじめました。今のところPR中心という印象(まだしっかり読んでい…

ちなみに

奥谷さん、連合さんに続いて掲載されている荒木尚志東大教授の次の記事は、全面賛成とはまいりませんが、非常に有意義なものだと思います。 労働時間や割増賃金の新たな適用除外枠をつくるかのように受け取られがちだが、私はむしろ、従来からの宿題に一つの…

連合

せっかくなので(何が?)昨日の続きで、奥谷さんに続いて労働者代表委員の長谷川裕子連合総合労働局長の記事も見てみましょう。まあ、お立場もあるでしょうし、こういう言い方をせざるを得ないということはわからないではないですが、方向こそ逆ですがおか…

労基法改正法案は結局見送り

ホワイトカラー・エグゼンプション(WE)を含む労働基準法改正法案の提出は、結局先送りになるようです。 安倍晋三首相は十六日夜、一定条件を満たす会社員を労働時間規制から外す「日本版ホワイトカラー・エグゼンプション」を導入するための労働基準法改…

奥谷禮子さん

週刊東洋経済に掲載された、ホワイトカラー・エグゼンプション(WE)に関する奥谷禮子ザ・アール社長(労働政策審議会労働条件分科会委員)のインタビュー記事があちこちで話題になっているそうです。このお方、使用者代表委員の一人で、ほかにも規制改革…

迷走するホワイトカラー・エグゼンプション

ホワイトカラー・エグゼンプションを含む労働基準法改正法案の2007通常国会への提出、成立をめぐって混乱が続いているようです。政府としてはなんとしても提出したい意向のようで、あれこれと手段を講じています。 ということで、焦点の年収要件について「90…

最賃部会報告

今日のエントリでは、昨年末の12月27日に発表された最低賃金部会の報告を取り上げたいと思います。 http://www.mhlw.go.jp/shingi/2006/12/dl/s1227-12a.pdf 最初に検討の経緯がざっと紹介されており、続いて本論です。まずは「見直しの趣旨」です。 最低賃…

均等分科会報告案(パート労働法)

昨日のエントリで取り上げたように、ホワイトカラー・エグゼンプション制をふくむ労働基準法が政府と与党の間で揉めていますが、2007通常国会にはそのほかにも多数の労働関係の法改正が上程される予定になっています。昨年末に審議会の建議や分科会の報告な…

ホワイトカラー・エグゼンプションは先送りの方向

昨年末、ようやく労働契約法・労働基準法に関する労働政策審議会の建議がまとまりましたが、はやくもその先行きが怪しくなってきています。発端は、太田昭宏公明党委員長のこの発言でしょうか。 公明党の太田代表は2日、都内のJR新宿駅前で街頭演説し、一…

イエコノミー

またまた妙ちきりんな造語をひねりだしたものです。ま、「ニッポネンシス」よかよっぽどマシだとは思いますが。

年の初めに春闘前哨戦

年初の報道は「今年の展望」といったものが多くなりますが、賃上げの見通しについてもいくつか報じられています。たとえば、産経新聞では、 産経新聞が全国の主要企業120社を対象に実施したアンケート調査によると、国内景気が拡大していると認識している…

日記

いまさらという感もかなりありますが、あけましておめでとうございます。今年も「労務屋」と「吐息の日々」をよろしくお願いします。

はてなダイアリー利用者に100の質問(2006)

やってみましたぜ(笑) あなたのダイアリー名を教えてください。 吐息の日々〜労働日誌〜 ダイアリー名の由来を聞かせてください。 来生たかおの名曲「吐息の日々」から。来生さんのファンなので、曲名から日記らしいタイトルを選んだだけのことで、特段、…