2006-06-01から1ヶ月間の記事一覧

企業実務家からみた労働契約法の必要性(6)

ようやく(笑)最終回です。最後は労働時間制度、特にホワイトカラー・エグゼンプション制についてです。季刊 労働法 2006年 04月号出版社/メーカー: 労働開発研究会発売日: 2006/03/15メディア: 雑誌 クリック: 1回この商品を含むブログ (9件) を見るいつも…

企業実務家からみた労働契約法の必要性(5)

まだまだ続きます(笑)。今日は「解雇の金銭解決」と「有期労働契約」です。季刊 労働法 2006年 04月号出版社/メーカー: 労働開発研究会発売日: 2006/03/15メディア: 雑誌 クリック: 1回この商品を含むブログ (9件) を見る(6) 解雇の金銭解決

企業実務家からみた労働契約法の必要性(4)

昨日の続きです。今日は「判例法規の立法化」と「書面手続」。季刊 労働法 2006年 04月号出版社/メーカー: 労働開発研究会発売日: 2006/03/15メディア: 雑誌 クリック: 1回この商品を含むブログ (9件) を見る(4) 判例法理の立法化

企業実務家からみた労働契約法の必要性(3)

きのうの続きです。今回は、「対象とするものの範囲」と「労使委員会制度」です。季刊 労働法 2006年 04月号出版社/メーカー: 労働開発研究会発売日: 2006/03/15メディア: 雑誌 クリック: 1回この商品を含むブログ (9件) を見るまあ、基本的には労使委員会制…

企業実務家からみた労働契約法の必要性(2)

きのうの続きです。まず、均等待遇について論じます。季刊 労働法 2006年 04月号出版社/メーカー: 労働開発研究会発売日: 2006/03/15メディア: 雑誌 クリック: 1回この商品を含むブログ (9件) を見る Ⅲ 労働契約法制の在り方に関する研究会報告書の検討 こう…

企業実務家からみた労働契約法の必要性(1)

またしてもブログがたくさんたまってしまったので、回数を稼げるネタでいきます(笑)。「季刊労働法」の前号(本年3月15日号)に寄稿した労働契約法制の論文を、分割・連載してご紹介していきます。まずはイントロの部分から。季刊 労働法 2006年 04月号出…

樋口美雄・八代尚宏ほか編『人事経済学と成果主義』

うう、またしても大量にブログを溜めてしまった。実は6月30日に書いてます。月内には一掃しないと。。。 さて、昨年9月14日のエントリ(http://www.jcer.or.jp/research/pj/jinjikeizai0503.html )のコメント欄で紹介した日経センターの研究会報告をベース…

当時の福井総裁

日銀の福井総裁が村上ファンドに出資していたことが明らかになり、その責任問題がクローズアップされています。進退はともかく、金利をコントロールできる日銀総裁が投資で利益を上げていたというのは、少なくともまことに軽率でありましょう。 これを見てい…

問い直される「企業支配」

日経朝刊の「経済教室」では、村上ファンド事件などを受けて「資本市場と企業統治」のシリーズが組まれていますが、今朝はその最終回として伊丹敬之一橋大学教授の「問い直される「企業支配」」という論考が掲載されています。 …企業の支配権とは、たんに企…

「原告を求む」by連合

週末の報道から。 連合の高木剛会長は、正社員とパート労働者との賃金格差を是正するため、裁判闘争も検討する方針を明らかにした。パート、派遣労働者など非正社員が急増する中、拡大し続ける賃金などの格差是正に強い姿勢を示したものと見られる。…正社員…

仕事と休みの境界

日経新聞の特集シリーズ「ネットと文明」、新たにスタートした第5部は「カイシャ変容」となっています。 3月上旬、ヒルズ内の66の企業や事業所に封書が一斉に届いた。差出人は三田労働基準監督署。休日や残業手当など労働実態について調査票への記入を求め…

労組の街頭活動

きのうの読売新聞に、「日本の労働組合“身近さ”欠く活動 街頭デモ多い米欧と差」という解説記事が載っていました。フランスのCPEをめぐる一連の労働運動・学生運動や、アメリカの不法移民規制法をめぐるヒスパニック系労働者の活動などを紹介したうえで、…

正社員雇用を義務付け?

昨日に続いて、日経新聞は今朝も労働政策審議会の話を記事にしています。内容的には昨日とほぼ同じで、労働時間規制の話とともに、非典型についても言及しています。 派遣・パート社員の待遇改善も柱の一つ。雇用契約が1年以上経過するか、3回以上続けて更…

労働ルール「改革」??

本日の日経新聞によると、厚生労働省は長時間労働対策や非典型雇用対策として新たな規制を設けようとしているようです。 <労働ルール改革素案の骨子> ・一定の雇用期間を超えた派遣・パートが希望した場合、正社員としての雇用を企業に義務付ける ・残業時…

大竹文雄「経済学的思考のセンス」

経済学的思考のセンス―お金がない人を助けるには (中公新書)作者: 大竹文雄出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 2005/12/01メディア: 新書購入: 14人 クリック: 139回この商品を含むブログ (110件) を見る「キャリアデザインマガジン」に載せるために、よ…

正社員としての再就職

本年版の「男女共同参画白書」が閣議決定され、日経新聞はその中から出産などで退職した女性の再就職を取り上げています。 政府は9日午前の閣議で2006年版「男女共同参画白書」を決定した。子育てのため離職した女性が再就職する場合、希望通りに正社員にな…

一言あってしかるべき

連日の村上ファンドネタですが、オリックスの宮内義彦会長が村上世彰氏の大パトロンであったことは広く知られています。まあ、利回りのいいファンドに投資することは経済人としては当然と言われればそのとおりなので、その部分はあれこれ言われる筋合いはな…

村上ファンド

村上世彰氏についてはこのブログでもときどき批判的に言及してきましたが、とうとう逮捕となってしまいました。やはり一言あるべきだろう(笑)ということで、これに関する連合の事務局長談話をご紹介。 …村上ファンドの手法は、消費者不在の金融・株式市場…

上昇に転じた労働分配率

ジェンフリ・バトンのおかげで(笑)なんとか追いつきました。というわけでようやく新ネタですが、今朝の日経新聞によると、労働分配率が3年9カ月ぶりに上昇に転じたそうです。 好調な業績を背景に企業が人件費を増やしている。財務省が5日発表した1−3…

ジェンフリ・バトン職場版

先週集中的に取り上げた「ジェンフリ・バトン」、それ自体は学校教育の場面を念頭におかれているものですが、意外と?企業などの職場にも通じるものがあります。そこで、企業にも該当しそうなものについて、職場ではどう考えるのか?を書いていきたいと思い…

ジェンフリ・バトン

ということできのうの続きです。 ロッカーや下駄箱の男女別の禁止。 異性のロッカーや下駄箱などにはみだりに近づかない、というのは常識的な配慮はないかと思うのですが、違うのでしょうか?もっとも、ジェンダーフリーを徹底するために男女一緒に着替えさ…

ジェンフリ・バトン

というわけで具体論です。 クラス名簿を男女混合にする。 とりあえず私の長女が行っている小学校(公立です)では、入学時に家庭に配布された名簿は男女混合になっていました。現場ではどうしているのかはわかりませんが…。長年男女別名簿が使われているとい…