2006-01-01から1ヶ月間の記事一覧

立場変われば言う事も

きのうに続いて労働時間制度ネタですが、報告書に対して連合が談話を発表しています。この報告書には、休日確保策など労組として前向きに評価できるはずの内容も多いのですが、連合はそれには「ある」と言っただけで、談話の大半は新裁量労働制への批判に費…

注意して書いてほしいが…。

ホワイトカラー・エグゼンプション制についての検討が注目されていた厚生労働省の「今後の労働時間制度に関する研究会」の報告書がこの27日に発表され、日経新聞はさっそく28日にその内容を報じました。 最大の柱の一つは労働時間規制に縛られずに、仕事の内…

ライブドアとリクルート

元リクルート会長の江副浩正氏が、朝日新聞がリクルート事件とライブドア事件を同一視する記事を掲載したことに対し、名誉毀損の訴えを起こしたそうです。 ライブドアの事件に絡み「リクルート事件と二重写し」などと報じられ名誉を棄損されたとして、江副浩…

副部長

数日前の東京新聞から。厚労省の「今後の労働時間制度に関する研究会」が検討している新裁量労働制について、厚労省の幹部が対象者は「副部長」との見解を示したそうです。 厚生労働省は23日、「1日8時間・週40時間労働」の規制対象から、「副部長」などの…

ののしるのもいい(かもしれない)けれど

先日も取り上げさせていただきましたが、河野太郎代議士のホームページから。これ、なかなか面白い。なんて国会議員に向かって失礼か。 代表質問始まる。 しかし、なんでまた、前原代表も長島代議士も口汚くののしるのだろうか。議論をしなくちゃ。 http://w…

ホリエモン逮捕

個人的には憎めない奴だという印象を持っていたので、少し残念ではあるのですが。 とりあえず面白いのは、ここまでの報道姿勢が新聞によって大きく異なること。日経新聞がかなり冷静に捜査の進捗を伝えているのに対し、読売新聞が当初からホリエモン(という…

コメントへのリプライその2

先週末の続きです。 まずは18日のmanchinpapaさん、Poirotさんのコメントです。 # manchinpapa 『そういう 経営者が多いのが中小企業の現実ではないでしょうか。 私の会社でも、積極的に有給休暇消化はいわないし、休めば現場のメンバーが困るような状況にし…

コメントへのリプライ

昨日までのエントリについて、若手官僚さんを中心にいろいろと有益なコメントを頂戴しましたので、ここでまとめてレスポンスさせていただきます。 まず16日のエントリへの若手官僚さんのコメントから。 そもそも論として、日本は「祝日」が多すぎなのが問題…

産婦人科から女性診療科に

病院の看板や掲示板に使う診療科名について総務省は18日、「産婦人科」では抵抗感があるとの苦情を受け、「女性診療科」など別の科名も使えるよう厚生労働省に要請した。 総務省によると、「高校生の娘を連れて行くのに、妊娠や性病のイメージがあって心理…

小泉首相、中小企業を視察

小泉首相は18日、中小企業の現状を把握するため都内の製造会社を視察した。 東京・東向島の金型製作会社「岡野工業」で、同社が開発した世界で最も細いという先端の直径が0・2ミリの注射針を製造する工程を見学した。 首相は、実際に自分の左腕に注射針…

162自治体でヤミ専従

総務省は18日、昨年初めて実施した地方公務員の職員団体(組合)活動などに関する全国調査結果を発表した。公務員の組合活動は原則無給で、給与や勤務時間などに関する「適法な交渉」のみ有給で行うことが認められているが、昨年6月末時点で全国の162自治体…

手抜きの小ネタ

本日は手抜きにつきコメントは少々です。

法律おかまいなしの悪質業者

きのう書こうと思って忘れてましたが、一昨日のエントリとの関係で、年次有給休暇に「おかまいなしの悪質事業者」のとんでもない例がありましたのでご紹介。 中には、こんな会社もある。証言するのは、メーカー勤務のエンジニアAさん(34歳・男性)。 「勤め…

中国進出企業に頭痛のタネ?

ちょっと古いのですが、年末のJETROの「通商弘報」から。中国の注目ビジネス・トピックスの記事です。 10年間で無期限雇用義務が発生−進出企業は労務・人事管理の見直しを− (中国) 90年代初頭に日系企業の第2次進出ブームが発生したが、当時進出した企業の現…

公務員の労働基本権

今日の新聞各紙は、きのう開かれた「政労協議」について報じています。どうも首相(と連合会長)が出席しないと「政労会見」とは言わないようです。今回は小泉首相は出席していないので、バランス上(?)高木会長も出席していません。 政府と連合は16日、都…

年次有給休暇の計画取得の義務化を検討

今朝の日経新聞の1面トップで、年次有給休暇の計画取得を企業に義務づけることが検討されていると報じられていました。 厚生労働省は年次有給休暇の取得を促すため、一定日数については取得時期をあらかじめ決めておくことを企業に義務づける検討に入った。…

連合ホームページ

http://www.jtuc-rengo.or.jp 連合のホームページがリニューアルされていました。 トップページはすっきりしたデザインになったと思うのですが、なんだか情報量が少なくなったような気がするのは私だけ?とりあえず、このブログでも連合のサイトにたびたびリ…

「自立したキャリア」とはなにか

昨年、「生産性新聞」11月15日号の「ワークアイ」というコーナーに寄稿した「「自立したキャリア」とはなにか」というエッセイを、労務屋ホームページに掲載しました。なんだか知らんが、また2ヶ月も遅れてしまいました。 例によって「『自立』ということば…

閉店法

今朝の日経新聞にこんな記事が出ていました。 サッカーのワールドカップ(W杯)を開催するドイツの各州が6−7月の期間中、小売店の営業時間を制限する「閉店法」を緩和する見通しとなった。世界各国から来るファンのニーズに応える。試合会場の12都市を中…

河野太郎衆院議員の嘆き

衆院議長で新自由クラブ(古いね)の河野洋平氏ではなく、ご子息の太郎氏のほうです。公式HPから。 2006年1月9日(月)サービス業のプロとして「お客さま本位」の考え方を.. ええーっと、あのう、まあ、個人的なことではあるんですが... 銀行の名前って…

J.Pfeffer,R.I.Sutton "The Knowing-Doing Gap: How Smart Companies Turn Knowledge into Action"

邦訳復刊キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!! 実行力不全 なぜ知識を行動に活かせないのか (Harvard business school press)作者: ジェフリー・フェファー,ロバート・I・サットン,長谷川喜一郎,菅田絢子出版社/メーカー: ランダムハウス講談社発売日: 2005/12/23メディア: 単…

拡大する中途採用

今朝の日経新聞によれば、鉄鋼大手が現場の技能職の中途採用を拡大しているそうです。 鉄鋼大手各社が業績好調を背景に社員の中途採用を拡大している。新日本製鉄やJFEスチールなど4社の2005年度採用実績(12月末時点)は合計606人で、03年度の3倍強に…

訂正

12月16日のファイザーに関するエントリで、ファイザー(日本)の社長が米人らしいと書きましたが、これは間違いで、正しくはデンマーク人というご指摘のメールをいただきました。ありがとうございました(エントリは修正済です)。

正月休み

読みたい本が何冊もあったのですが、他人のブログを読むのに時間の多くを費やしてしまいました(笑)。なにせ9月下旬以降は他所をゆっくり見ているヒマがほとんどなかったので。稲葉先生のところに端を発した大論争はいろいろな意味でなかなか勉強になりま…

「今年の○冊」リスト

id:hmmmさん作成になる便利なリンク集です。錚々たるブロガーのみなさまがたと並んで、私の「5冊あらため10冊」もリンクしていただきました。感謝。 http://d.hatena.ne.jp/hmmm/20051228#p2

濱口桂一郎先生

平家さんのブログ経由で、濱口桂一郎先生が昨年11月からブログを始められているのを発見しました。労働法学者の本格的なブログは珍し(いと思うのですが)く、さっそく「よくみるブログ」を入れ替えました。 http://eulabourlaw.cocolog-nifty.com/blog/

知事命令で大病院医師をへき地に派遣

新聞記事からもうひとつ。 地方で医師不足が深刻化している問題で、厚生労働省は、公立と公的病院に対し知事がへき地や離島などにある医療機関への支援を命じる権限を与えることを決めた。比較的人員に余裕のある県立、国保、日赤などの大病院に勤務する医師…

幼稚園から義務教育

正月の新聞記事から。 政府・与党は、小中学校の9年間と定められている義務教育に幼稚園などの幼児教育を加え、期間を10〜11年間程度に延長する方針を固めた。幼稚園−小学校の区分による環境の変化が学力のばらつきを招いているため、幼稚園を義務教育に含…

で、とりあえずおまえが言うかおまえが!

「終身雇用を原則として維持しながらも、現実の雇用形態は多様化し、株式市場の改革に伴い企業経営の自由度も増した。変動する世界経済への適応力が日本経済に備わってきた」 (平成18年1月3日付日本経済新聞朝刊から) 英エコノミスト誌編集長、B・エモッ…

「日本経済新聞創刊130周年ごあいさつ」だそうです。

日本経済新聞は今年、創刊百三十周年を迎えます。読者の皆様の叱咤(しった)激励を支えに長い歴史を刻むことができました。新年に当たり心よりお礼申し上げます。… 今年の元旦から朝刊一面で始まった連載「ニッポンの力」は日本の社会が秘める底力を浮き彫…