2005-09-01から1ヶ月間の記事一覧

「わかりやすい」は危うくないか?

この週末の日経新聞「経済論壇から」で、大竹文雄先生がこんなことを書いておられました。 今回の選挙では、政府与党から意識的に単純化された争点が次々と打ち出された。しかし、単純化には複雑な世の中を、シンプルな論理で説明し、問題点を鮮やかに浮かび…

阪神タイガース、セリーグ優勝

おめでとうございます。 「つなげばなんとかしてくれる」というのは4番打者の要件でしょうが、それを満たしたうえに「4番打者がつなげばなんとかしてくれる」5番打者がいる、というのは非常に大きいということでしょうか。

義務教育に企業の物差し!?

企業が人事考課などに採用している「コンピテンシー」(能力)の考え方は義務教育にも応用できる?――。学習指導要領改訂の方向性を論議している26日の中央教育審議会・教育課程部会で、そんな議論が交わされた。委員からは「きちんと取り組めば成果が上がる…

平均給与7年連続ダウン

民間企業に勤める人が2004四年一年間に受け取った一人あたりの平均給与は439万円で前年より5万1千円(1.1%)減ったことが28日、国税庁のまとめで分かった。減少は七年連続。 同庁は「企業が正社員を解雇してパート労働者を増やしており、こうした雇用形態…

いろいろ2

やはり一言ずつだけ。

ソニーのリストラ

いろいろ事情はあるのでしょうが、ロボット分野の縮小は本当に残念。このリストラで、ソニーの何よりの魅力であるネアカさがなくならなければいいのですが・・・。

大卒採用「未達成」相次ぐ

来春の大卒新入社員の採用で一部業種が「売り手市場」になっている。日本経済新聞社が主要企業95社を調査したところ、約四割の企業が今も採用活動を続行。景気回復や業績好調を背景に今春実績を大幅に上回る人数の採用をめざしているためで、流通業やメーカ…

育休第1号、企業に100万円

厚生労働省は2006年度に、中小企業の従業員の育児休業取得を促すための新たな支援制度を創設する。これまで休業を取らせたことのない、従業員100人未満の企業に対し、1人に取らせると100万円、2人目には60万円の助成金を支給する。雇用保険を財源に、来年…

いろいろ

ゆっくり書きたいのですが、時間がないので一言ずつだけ。

国家公務員の大卒採用一本化

今朝の日経新聞に掲載されていました。 佐藤壮郎人事院総裁は日本経済新聞社のインタビューに応じ、1種、2種、3種に分かれている国家公務員の人事区分を改め、大卒程度採用の1、2種を統合する構想を明らかにした。職員の士気向上と業務の効率化につなげ…

特定郵便局の次は

「特定郵便局の次は農協」といわれ、そのせいで「規制改革・民間解放推進会議」の中間とりまとめが宙に浮いてしまうという珍事になったわけですが。中間取りまとめは少子化の最初に「柔軟な労働時間制度」があげられているらしいので、かなり残念です。 さて…

ニュートラ適性・適職診断

やってみましたぜ(笑)時間がないとか言ってるわりになにやってんだ俺は。 せっかくですから結果もあとのほうに載せますが、当たっているところもありますが当たっていないところもずいぶんあるような。というか、占いと同じことで、あれだけたくさんあれこ…

牛久の雑談

牛久の雑談キタ━━━━(゜∀゜)━━━━ッ!! http://members.jcom.home.ne.jp/kawakita/zatudan.htm しかも今回新作4本!(だと思う。つい先日は「アメジスト」までだったはず。) お願いだからどこかに消えていてくれ、こういう上司に限って得意満面で修羅場の現場…

このごろ

どういうわけか、今週から11月の上旬にかけて、やたらにスケジュールがきつくなっています。別に忙しいというわけではないのですが、時間をとられる会議や打ち合わせが連続し、出張も建て込んでいて、秋の学会シーズンで週末もつぶれるし、一介のヒラ社員と…

ホームページ更新

またさぼってました。 おくればせながら労務屋ホームページを更新しました。日本キャリアデザイン学会の一般向けオフィシャル・メールマガジン、「キャリアデザインマガジン」の第24号の発行にともなう更新です。今回は「キャリア辞典」の「エンプロイアビリ…

連合会長選に2氏立候補

昨日の日経新聞に小さく出ていました。 連合は21日、10月で任期が切れる笹森清会長の後任会長選挙への立候補者の受け付けを締め切った。立候補を届け出たのはUIゼンセン同盟の高木剛会長(61)と、全国コミュニティ・ユニオン連合会の鴨桃代会長(56)。10…

稲葉振一郎『「資本」論−取引する身体/取引される身体』

「資本」論―取引する身体/取引される身体 (ちくま新書)作者: 稲葉振一郎出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2005/09/06メディア: 新書購入: 5人 クリック: 50回この商品を含むブログ (100件) を見る社会思想史の文脈を通じて「財産としての労働力=人的資本」…

かなりとんでもなさそうな均等法パブコメ

きのう発表された均等法改正のパブコメ、「概要」なのでマトモでツマンネーとは思ったのですが、読んでみるとちょっと不思議な点もありますので、備忘的に書いておきます。なにせ「概要」なので、意味するところがわからない部分が多いのですが・・・。

均等法パブコメ

8月に実施された「今後の男女雇用機会均等対策に関する意見募集」の結果が、厚生労働省のホームページに掲載されました。 ただ、今回は残念ながら(?)、労働契約法制のパブコメのようにトンデモ意見もそのまま掲載されたわけではなく、担当官によって整理…

コメント削除ガイドライン

「吐息の日々」をお読みいただきありがとうございます。また、多数のコメントをお寄せいただき、あわせて御礼申し上げます。 このブログの読者のみなさまは節度ある方々ばかりで、これまで「荒らし」もなく、作者としても快適に日記を継続しておりますが、こ…

民主党代表に前原氏

民主党の新しい代表が前原誠司氏に決まりました。 マスコミなどでは、前原氏の路線について「労組との決別」と書き立てています。郵政労組との関係で郵政民営化に明確なスタンスを取りきれなかったこととの関連で書かれているようですが、だとすると単調な「…

定年廃止はなんの解決にもならない

今朝の日経新聞「経済教室」欄に、清家篤慶大教授の「団塊世代退職で「2007年問題」の懸念 定年廃止視野に大改革を」という論考が掲載されています。さらに、「まず「一律65歳」急げ」「人材難超え生涯現役社会」といった刺激的な見出しが並んでいます。 団…

そんなイメージを受けますが・・・。

今回の衆議院選挙について、内田樹さんが毎日新聞に載せた解説があちこちで話題になっているようです。 小泉首相のこの「先手必勝」の手法には若い有権者に強くアピールする要素があったように思われる。それは「負け犬を叩く」という嗜虐的な傾向である。 …

解雇の金銭解決

きのうのエントリには、Murrielさんからもトラックバックをいただきました。 おおむね、上のgenesisさんへのコメントで尽きていると思います。私ももちろん「金を積めばどんな理不尽な解雇であろうと、実質的に辞めさせることができる」などということはある…

労働契約法制の続き

昨日のエントリについて、将来を嘱望されている若き学究genesisさんからトラックバックをいただきました。以前から繰り返しているとおり、この問題は掛け値なしにたいへん重要だと思っており、議論の輪を広げたいと思っていますので、genesisさんのコメント…

労働契約法制に対する連合の見解

連合はきょう、「今後の労働契約法制の在り方に関する研究会」報告についての事務局長談話を発表しました。「研究会報告が、労働契約法をつくる必要があるとしていること自体は、連合の認識と一致している。」としながらも、その内容については「研究会は200…

自民圧勝

二大政党制(というか、小選挙区制)では偏った結果が出るのもありがちなことだと知ってはいますが、実際に起きてみるとなんとも・・・これが二大政党制確立への道ならいいのですが、自民一党独裁+多数の無責任野党という構図への逆戻りだとしたら困ったこ…

投票が始まった

ふだんは週末には日記を書かないのですが。 今日は衆院選の投票日。さきほど投票がはじまりました(投票時間は7時からなんですよ、知ってましたか?夜8時まで、というのは広く知られていると思うのですが、お出かけ前の投票もできるんですね)。 とはいっ…

きのうの続き

きのうのエントリはもちろん労働契約法制がメインなのですが、思いがけず後半の記事のほうに、本田先生ご自身をはじめ多数のコメントをいただきました。個別にコメントを返すと長くなりますので、今日はきのうの続きということで書いてみたいと思います。

本田先生、そりゃあんまりです。

きのうの朝日新聞朝刊に、本田由紀先生の「フリーター・ニートは投票に行こう」という呼びかけのインタビューが掲載されていると聞いたので、読んでみました。 議論の本筋についてはそうだろうな、と思うのですが、企業についての言及は、人事労務に携わる身…